ワインスクールはどう選ぶ? 講義の目的や取得できる資格をチェック
ワインスクールに通う人の目的や動機は千差万別で、ワインスクールにもそれぞれ特徴があります。自分に合ったワインスクールを見つけるには、どのようなポイントに注意すればよいのでしょうか? ワインスクールで取得できる資格なども含めて紹介します。
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ワインスクールの目的は「趣味」「スキルアップ」の2パターン
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ワインスクール選びの第一歩は、目的を明確にすること
ワインスクールは大きく分けて、趣味の範囲でワインをたのしむためのスクールと、資格を取得して、その後のキャリアに活かすためのスクールの2つに分けられます。
ワインスクール選びは、まず、自分の目的がこのうちどちらにあるのかを明確にすることからスタートします。
趣味で通うワインスクールの選び方
趣味でワインスクールに通う場合は、スクールに通うことで、どのような知識を身につけたいのかを考えましょう。
ワインについての基礎知識やウンチクを学びたいのであれば、講座内容や講師に着目し、興味のあるテーマや、気軽にたのしめそうなテーマを選ぶとよいでしょう。
基礎知識やウンチクよりも、たくさんのワインをテイスティングして、自分好みのワインに出会いたいという場合には、テイスティングの回数がポイント。ホテル主催の単発のワインスクールであれば、おいしい食事と一緒にワインをたのしむことも期待できます。
スキルアップのために通うワインスクールの選び方
資格取得やスキルアップのためにワインスクールに通うのであれば、講座内容を吟味しましょう。
ワインに関する資格は多彩で、「資格が取得できるワインスクール」と謳っていても、取得できる資格は千差万別です。自分のめざす資格に対応しているのか、望むキャリアをサポートする講座内容なのかを、事前によく確認しましょう。
ワインスクールに通って取得できる資格
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ワインスクールで得られる資格の筆頭、ワインエキスパートとソムリエ
ワインに関する資格や検定はたくさんあり、趣味程度の知識で取得できるものもあれば、受験資格に実務経験が必要なものまで多岐にわたります。
キャリアに役立つ資格としては、日本ソムリエ協会が主催する「ワインエキスパート」や「ソムリエ」が有名です。ワインエキスパートは20歳以上であれば誰でも受験できますが、ソムリエは飲食店などでの実務経験が受験資格となり、三次試験にサービス実技があるのが特徴です。
ワインの国際資格として人気が高まる「WSET」
最近では、ワインの国際資格である「WSET」も人気です。WSET(Wine & Spirit Education Trust)は、ロンドン発の世界最大のワイン教育機関。現在では世界70カ国でWSETの教育プログラムが提供されています。ビギナーからプロフェッショナル向けまで4段階あり、ワインの知識を理論的に学べると好評です。
ワインスクールを選ぶ際は、自分にどんな資格が必要かを考えよう
ワインスクールで得られる資格は、このほかにもさまざまなものがあります。大切なのは、資格を取得したあとに、どのようなキャリアを描きたいかということ。
自分がめざすキャリアには、どんな資格が必要なのか、資格合格率なども考えながら、ワインスクールを選ぶとよいでしょう。
ワインと一緒にプラスアルファの勉強ができるスクールも
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ワインスクールで得られるさまざまな知識
ワインスクールには、ワインの知識を深めるほかに、プラスアルファの要素が加わったスクールもあります。
たとえば、ワインに合わせる定番食材、チーズについても一緒に学べるスクールや、講座そのものが英語で行われ、ワインの知識と同時に語学も勉強できるスクールなどがあります。
ワインスクールでは新たな出会いも期待できる
ワインに限らず、何かを勉強するときは、励まし合える仲間がいるとモチベーションが長続きするもの。そうした仲間との出会いも、ワインスクールに期待できるプラスアルファの魅力と言えます。
ワインスクールで出会えた仲間とは、ワインという共通の趣味のもと、スクールを離れたあとも長い付き合いになるでしょう。
近年のワイン人気を背景に、全国的にワインスクールは増加していて、ほかのスクールとの差別化を図る意味でも、個性的なワインスクールが増えています。遊び心を持ってワインを学びたいという人は、そうした個性を打ち出したスクールを探してみるのがよさそうです。