ワイン造りは四国でも。2軒のワイナリーに注目!
柑橘類栽培のイメージが強い四国ですが、一部ではブドウ栽培がおこなわれており、その栽培技術を生かしたワイン造りを行うワイナリーもいくつかあります。ここでは、2軒のワイナリーを紹介します。
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生食用のぶどうを厳選し作り上げたワインが人気「内子ワイナリー」
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2010年11月に設立された「内子ワイナリー」は、愛媛県で初のワイン製造会社。南予地方に位置する内子町のワイン好きなブドウ栽培農家が、長年の栽培技術を生かしてワイン造りを行っています。こちらのワイナリー最大の特徴は、おもに生食用のブドウを使ったワイン造りを行っていること。現在は赤2種類(山ぶどう、マスカットベーリーA)白2種類(ピオーネ、ロザリオ・ビアンコ)ロゼ1種類(巨峰)の5種類を製造しており、そのフルーティーですっきりした飲み口が人気を集めています。もともと観光農園として30年以上の歴史がありブドウ園ではブドウ狩りもたのしめるので、家族で出かけてみてはいかがでしょう。
瀬戸内の料理に合うワイン作りを目指す!「さぬきワイナリー」
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四国で最初のワイナリーとして1989年より醸造を始めた、瀬戸内海を見渡す丘の上のワイナリー。香川県産ブドウのみを使ったワイン造りに取り組んでおり、ブドウが収穫されるお盆明け頃から仕込みをはじめ、10月半ば過ぎに新酒が出来上がります。
「瀬戸の月光」、「曙」、「百景」などの定番商品のほか、香川県のいちご「さぬき姫」を使ったフルーツワイン「美珀のいちごワイン」、小豆島の完熟すももを使用したフルーツワインなどもあり、あまりお酒に強くない女性からも人気を集めています。
工場ではワインのボトリングラインなどの見学ができ、工場に隣接するワイナリーショップにはできたてのワインのほか、地元の名産品もずらり。またワインやジュースの試飲コーナーも用意されています。
生食用のブドウを使ったワインから、いちごやすももを使ったフルーツワインまで、幅広い種類のワインがたのしめるワイナリー。数は多くはないものの、個性豊かな四国のワイナリーをぜひ訪れてみてください。