丁寧なワイン造りを続ける富山県のワイナリー
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富山県の風土が生み出す味わい深いワイン
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豊かな自然に恵まれた富山県。ワインのイメージはあまりありませんが、じつはここにもこだわりのワイン造りを行うワイナリーが2軒あります。ブドウ造りにこだわる「T-MARKS/SAYS FARM」とファミリーが営むアットホームな「ホーライサンワイナリー」、それぞれの魅力を紹介しましょう。
氷見の里山に佇む「T-MARKS/SAYS FARM」
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100%自社栽培・醸造にこだわったワイン造りをしている「T-MARKS/SAYS FARM」。この土地でしか出来ないワイン造りをしたいという理念のもと、”北陸が生む美しいワイン造り”を目指すワイナリーです。現在は、約1万本の欧州種系のワイン用ブドウを栽培。開拓当初から、除草剤を使用しないことに加え、農薬を必要最低限に抑えて良質なブドウを生み出しています。
こちらのワイナリーは、ゲストハウスとレストランも備えており、氷見港で水揚げされる新鮮な魚や、地元の生産者が作る肉や野菜とともに、ワインを味わうことができるのも嬉しいポイント。世界遺産白川郷などからもほど近いので、観光と組み合わせて訪れてみてもたのしめますね。
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北陸で最も古い歴史を持つ「ホーライサンワイナリー」
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初代山藤重信が1927年にブドウ畑を切り開き、その6年後にはワイン造りを始めたという「ホーライサンワイナリー」。北陸でもっとも古くからあるブドウ園、ワイナリーとして、地域に根差したワイン造りを行っています。
現在は立山連峰を望む小高い丘に6ヘクタールの自社畑「やまふじぶどう園」を所有し、観光ブドウ園を兼ねて約40種のブドウを生産。栽培から醸造、販売までを一貫して行っているのが特徴です。
丁寧に造られるワインは、年間5万本のみ。鮮やかな果実味と爽やかな酸味が特徴の赤ワイン「いごこち」や、自社農園産カベルネフランを使用、醸造のロゼ「くせもの」など、どれも飲んでみたくなるユニークなネーミング。
こちらのワイナリーでは、醸造工場見学、ブドウ畑見学、試飲ができる30分~50分ほどツアーも行われていますので、ぜひ見学をたのしみつつ、こだわりのワインの味を確かめてみてください。
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どちらもブドウ造りから手を抜かず丁寧なワイン造りを行っているだけに、今後の活躍にも注目したいですね。