ワインの味の決め手はグラスにアリ?種類をチェックしてみよう!

ワインの味の決め手はグラスにアリ?種類をチェックしてみよう!
出典 : JohanKalen/shutterstock.com

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グラスの形によって香りや味の感じ方が違う?

赤には大きめ、白には小さめ、シャンパンなら縦長…など、ワインの種類によってグラスの形が違うことは知っている人も多いでしょう。

ワインの香りや味わいはグラスの形によって大きく変わってきます。グラスの口の角度や広がり方によって、ワインが舌へ落ちる状態が変わり、味わいの感じ方が変わるからです。ワインの特徴が最も引き出されるよう設計されたグラスは、普通のグラスで飲んだ時には感じられない香りや味わいを感じさせてくれます。

一般的に、赤ワイン用の大きなグラスは、ワインが空気に触れる面積が大きいので、ワインの繊細な香りを存分に引き出してくれます。白ワイン用のグラスが赤に比べて小さいのは、白は冷やした状態でいただくため、空気に触れて温度が上がるのを防ぐためです。

ブルゴーニュ型、ボルドー型の違い

ワイングラスには、大きな丸い風船のようなブルゴーニュ型、チューリップのような楕円状のボルドー型などがあります。ブルゴーニュ型は、比較的渋味が少なめで繊細な香りが特徴のブルゴーニュの赤ワインに適しており、ボルドー型は、力強い香りと渋味が特徴のボルドーの赤ワインに適しています。香りの繊細なものほど、大ぶりで口のすぼまった形を選ぶと、その芳醇な香りを余すことなくたのしめるでしょう。

こんな風にワインに合わせてワイングラスを変えて、そのワインの魅力を引き出すことも、ワインのたのしみ方のひとつといえます。家庭でワインに合わせたグラスを何種類も揃えるのが難しい場合は、まずはどんなワインでも合わせやすい中型の楕円状のグラスを用意しましょう。いずれも、グラスのふちにボトルが当たらないよう注意しながら、グラスの一番膨らんだあたりまでを目安にゆっくり注いでください。

また、スワリング(グラスの中でワインをくるくるまわすこと)して、ワインをたくさん空気に触れさせ、香りを引き出して味わってみましょう。同じワインを形状の違う複数のグラスで味わいを比べてみると、かなり表情が違って感じられます。

ブルゴーニュ型、ボルドー型の違い

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脚付きと脚なしのグラス、それぞれの良さ

ワイングラスは脚(ステム)付きのものが一般的です。見た目が華やかな上、グラスのボール部分に直接手が触れてワインの温度が上昇することを防ぎます。スワリングする際も小さな動きで済みます。

一方、ステムなしのワイングラスの良さは、何といっても収納場所をとらないことです。通常のステム付きワイングラスの高さは18~25cm前後あり、2脚だけでもかなりの場所をとりますが、ステムなしグラスは高さ10cm前後です。箱に入れておけば重ねられるし、アウトドアなど持ち運びにも便利です。家庭用のワイングラスとして非常に重宝するので、グラスを購入する際は合わせて検討してみましょう。

◆理想のワイングラスを選ぶ参考に!
リーデル

一方、ステムなしのワイングラスの良さは、何といっても収納場所をとらないことです。通常のステム付きワイングラスの高さは18~25cm前後あり、2脚だけでもかなりの場所をとりますが、ステムなしグラスは高さ10cm前後です。箱に入れておけば重ねられるし、アウトドアなど持ち運びにも便利です。家庭用のワイングラスとして非常に重宝するので、グラスを購入する際は合わせて検討してみましょう。

Chiho Ishiwata/Photo

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