フィエスタ・デ・エスパーニャ。晩秋の代々木公園でスペインの美酒美味を楽しもう
国内最大級のスペインイベント『フィエスタ・デ・エスパーニャ』(以下フィエスタ)が、11月18日(土)、19日(日)の2日間、東京・代々木公園イベント広場にて開催。スペインの美酒、美味を求め毎年5万人以上が来場して盛り上がる当イベント。ライターで実行委員長でもある岩瀬大二が今回の見どころを紹介します。
- 更新日:
目次
カバ、リオハ、チャコリなど多彩なスペインのお酒が楽しめる 1:ワイン
スペイン各地の多彩なワインが並びます
スペインワインの今を体験
野外イベントで味わうお酒は格別。そしてスペインといえば多種多様なお酒が自慢。まずはワイン。日常からワインを楽しみ、また祝祭の日はさらにワインで気分上々。スペインの幸せとワインは一体化していると言ってもいいでしょう。
今回の出店ブースは4~5を予定。多種多彩な地域ごとのテロワールを楽しめたり、ナチュール、オーガニックの今を知ることができるスペインワインがズラリ。オフィシャルドリンクバーでは、カバの著名メーカー、ロジャー・グラート、リオハの名門が送る赤、さらにバスク名物のチャコリなどを販売予定です。
多彩なスペインのお酒が楽しめる 2:シェリー&ビール
べネンシアドールの妙技とともにシェリーを味わう
アンダルシアが世界に誇るお酒、酒精強化の白ワイン、シェリーも、すっかりフィエスタの名物。今回もシェリーの伝道師である“べネンシアドール”たちの華麗な技で注がれます。
週末の野外イベントで欠かせないビールは、スペインビールを代表する3大ブランドが集結。スペインではビールも郷土の誇り。マドリッド、ガリシア、その他エリアごとにその地を代表するビールがあります。マドリッドを代表するマオウをはじめ、エストレージャ・ガリシア、クルスカンポの3つのビール、ぜひ飲み比べ、また各地の料理と合わせてお楽しみください。
お酒とあわせてスペインならではのフードも堪能!
名物!400人前を焚き上げる直径1.5mの大鍋パエリア
名店のパエリアやタパス、郷土料理や生ハム、バスクチーズケーキも
ワイン、お酒とくればもちろん美食も。2つの海、多彩な気候、民族の誇りなどから、その土地ならではの名物料理が多いのもスペインならでは。これがまた各地のお酒とあうのです。
まずはフィエスタ名物のひとつ、恒例の1度で400人前を焚き上げる大鍋パエリア。日本でポピュラーな海鮮系ではなく、パエリアの源流であるバレンシア地方の定番、肉や山の素材を使う“バレンシアーナ”をベースにしたパエリアです。腕を振るうのは虎ノ門の薪で炊くパエリアの名店で、本場バレンシアの国際選手権で入賞を果たした栗原靖武シェフ。見た目もお味も抜群です。そのほか、スペインの定番タパスやここからブレイクが予測される郷土料理メニュー、話題のバスクチーズケーキやお祭りの定番スイーツもお楽しみいただけます。
また、スペインといえばハモン(生ハム)。今年は日本生ハム協会が提供する本格的な生ハムもご用意。その場でカットするデモンストレーションも行われます。スペイン通も満足、スペインの食にこれから出会う人も発見があることでしょう。
ステージコンテンツも充実。熱気の中で美酒がすすむ
情熱的なフラメンコにも酔う
フラメンコや音楽、歌劇、「東京グレートサンタラン 2023」も
大小含む4つのステージで来場者をスペインへと誘います。
メインステージでは、毎回熱く楽しいステージを提供してくれる日本フラメンコ協会、スペインの歌劇を日本に伝える日本サルスエラ協会、スパニッシュギターの妙技と音色を響かせる日本・スペインギター協会と、スペイン文化を伝える3つの協会がそろい踏み。スペインならではの情熱あふれる舞踊、音楽、歌劇の素晴らしいステージをぜひお楽しみください。サブステージ、トークステージではスペインの文化、食、酒、音楽などを伝えるセッションやライブを開催。
19日(日)には同時開催されるチャリティーイベント「東京グレートサンタラン 2023」も見どころ。冬の風物詩・サンタクロース姿で非日常を楽しみながら街をウォーキング、その参加費を活用して病気とたたかう子どもたちにクリスマスプレゼントを贈るチャリティーイベント。メインステージでは大黒摩季さんによるクリスマスライブも開催を予定しています。
そもそもフィエスタ・デ・エスパーニャとは?
晩秋の代々木公園の風物詩として
2013年11月、日本スペイン交流400周年をきっかけに、スペインにかかわり、スペインの文化を愛する有志により開催されたフィエスタ・デ・エスパーニャ。
美食・美酒を伝えるグルメイベントとして、また舞踊、音楽、ファッション、スポーツ、観光といった文化をつたえるイベントとして、代々木公園の晩秋の風景を変え、週末に5万人以上が集う、国内最大級のスペインイベントとなりました。
10回目のフィエスタ・デ・エスパーニャの合言葉は“Olé!Fiestamilia!”
2021年には新型コロナウィルス対応のため中止としましたが、2022年復活。2023年、“11年目の10回目”が開催されます。10回目のテーマは“つないできた。だから、広げていく”。代々木公園という場所で、これまでの開催でつないできたスペインと日本の関係、スペイン文化を愛する出店者、来場者、スタッフの関係。苦難の年はあっても、そこから生まれた感動や喜びをつないできた10回目のフィエスタは、まず、そのつながりの強さ、積み重ねの集大成を目指します。
今まで支えてきた出店者、協賛・後援者、ボランティア、スタッフとともに、これまでを祝い、これからを祝う、10回目のフィエスタ・デ・エスパーニャの合言葉は“Olé!Fiestamilia!(オレ!フィエスタミリア!)”。Fiesta(フィエスタ=祝祭)とFamilia(ファミリア=ファミリー)を組み合わせた新しい言葉です。来場のみなさんもフィエスタミリアとして、共に存分に楽しみましょう!
フィエスタ・デ・エスパーニャ 2023
開催日程:2023年11月18日(土)、11月19日(日)
開催時間:10時~20時(最終日は19時終了)
開催場所:代々木公園イベント広場(雨天決行・荒天中止)
後援:スペイン政府観光局、外務省、東京都、一般社団法人日本フラメンコ協会、一般社団法人日本サルスエラ協会、日本・スペインギター協会