コーヒー出し殻から生まれたエシカル・ジン『COFFEE ÉTHIQUE(コーヒー・エシーク』登場
「循環経済を実現する蒸留プラットフォーム」をモットーに、廃棄素材を使用したクラフトジンの生産や、再生型蒸留所を運営する蒸留ベンチャーのエシカル・スピリッツ(東京都台東区)は、コーヒー出し殻を使用した新作クラフトジン『COFFEE ÉTHIQUE(コーヒー・エシーク)』を数量限定で販売を開始しました。
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廃棄されてしまうコーヒー出し殻を使用したクラフトジン
エシカル・スピリッツが数量限定で販売を開始した『COFFEE ÉTHIQUE(コーヒー・エシーク)』は、通常廃棄されてしまうコーヒー出し殻(コーヒーを抽出した後に残る豆の出し殻)を材料とするユニークなクラフトジン。
そのコーヒー出し殻は、スペシャルティコーヒー専門店「LIGHT UP COFFEE」から調達することで循環型生産を実現しているそうです。
また、原酒には秋田県の地酒、飛良泉の吟醸「粕取り焼酎」を使用し、蒸留は Forbes Japan「30 UNDER 30 JAPAN 2021」選出の蒸留家である山口歩夢氏が監修。コーヒー豆の種類はバッチ毎に変わるため、今後様々なコーヒー豆の風味の違いがたのしめる「エシカル・ジン」となっているといいます。
ここからは、そんな『COFFEE ÉTHIQUE(コーヒー・エシーク)』の魅力をさらに詳しく紹介していきたいと思います。
コーヒー出し殻の新たな有効活用方法
「LIGHT UP COFFEE」では全て、生産者・品種・精製方法ごとに分けて仕入れたシングルオリジンコーヒーを焙煎していることから、通常は廃棄されてしまうコーヒー出し殻ですが、その香りは豆ごとに個性や違いを明確に感じ取れるほど残っているのだとか。しかしコーヒー出し殻は、その有効活用方法が未だ少ないことが課題となっているといいます。
また、コーヒーを使用した従来のクラフトジンは、“抽出前”の粉や抽出液を使ったものや、深煎りの豆を使用しスモーキーさを意識したものが多く、“シングルオリジンの浅煎りの原料” かつ、その出し殻によるものはコーヒージンとしても初の試みなのだそう。そして、注目のファーストバッチでは、ブルンジのブジラ精製所のナチュラルプロセスのコーヒーをエスプレッソとして抽出した後に残る出し殻を、蒸留時にジュニパーベリーと共に加えたものとなっています。
『COFFEE ÉTHIQUE(コーヒー・エシーク)』は、課題となっていたコーヒー出し殻の有効活用方法として、またコーヒージンとしても新たな挑戦をしている商品と言えそうですね。
「The Ethical Spirits & Coffee」1号店をオープン予定
クラフトジン『COFFEE ÉTHIQUE(コーヒー・エシーク)』の常設店舗として、コーヒー&ジンスタンド「The Ethical Spirits & Coffee」1号店を2022年1月、大手町エリアの複合ビル1階にオープン予定で、以下のたのしみな企画を用意しているそうです。
・「LIGHT UP COFFEE」川野 優馬氏によるコーヒーの監修
・店舗で提供したコーヒー豆の出し殻を使用して生産したクラフトジンの提供
・本来捨てられてしまう徳島県神山の"すだち"を使用したエシカルスイーツの提供
・店舗では詰め替え可能なコーヒー豆の瓶詰め販売
・通常は輸入されない「グレードB」コーヒー豆の有効活用も計画
などを予定。
オープンに際し、エシカル・スピリッツは「街中で気軽に、美味しい1杯のコーヒーを通して、そのコーヒー豆の背景やその出し殻から生まれるジン『COFFEE ÉTHIQUE』を通して、「エシカル」という価値をより自然に気づくことができる独自のエシカルコーヒー&ジンスタンドを目指します。」とコメントしています。
商品概要
商品名:『COFFEE ÉTHIQUE(コーヒー・エシーク)』
価格:3,300円
品目:ジン
アルコール分:46%
容器:375ml瓶
原料原産地名:粕取り焼酎(秋田県製造)/ 原料アルコール(茨城県)
原材料:コーヒー出し殻 / ジュニパーベリー
原料供給者:LIGHT UP COFFEE
販売場所:ブランド公式通販サイト 内、販売ページ
<出し殻を使用しているコーヒー豆について>
品種:Buzira Burundi
生産地:Kayanza
精製所:Buziraguhindwa WS
生産者組合:Buziraguhindwa
生産者:3,000 smallholders
標高:1,900-2,050m
精製:Natural
品種:Bourbon
世界初の再生型蒸留所『東京リバーサイド蒸溜所』
エシカル・スピリッツは、2021年1月にスピリッツ製造免許を取得し、東京都内では3箇所目となる蒸留所『東京リバーサイド蒸溜所』を建設しました。エシカル生産及び消費に特化した世界初の再生型蒸留所として、多様な日本酒製造蔵やビール製造蔵と協業し、多様な未活用原料を用いて蒸留酒を生産していくといいます。
また、『東京リバーサイド蒸溜所』ではその他にも、1Fはエシカル・スピリッツが展開するクラフトジンや限定グッズが購入できるストア、2Fは、ジンを使ったオリジナルカクテルがたのしめるBar&Diningとなっています。ジンを様々な側面からたのしめるスポットとして、興味がある方は是非チェックしてみてはいかがでしょうか。
< 1F エシカル・スピリッツ・オフィシャルストア >
エシカル・スピリッツが展開するクラフトジンや限定グッズが購入できるだけでなく、ボタニカルについての説明や、これまで蒸留してきたジンの”香り”をたのしむことができるそう。
< 2F Bar&Dining「Stage」>
エシカル・スピリッツが展開する5種のジンを使ったオリジナルカクテルや、それぞれの味わいに合わせて開発したフードメニューなどがたのしめるBar&Dining。
アクセス:東京都台東区蔵前3-9-3/蔵前駅 徒歩3分
会社概要
「循環経済を実現する蒸留プラットフォーム」をモットーに、廃棄素材を使用したクラフトジンの生産や、再生型蒸留所を運営する蒸留ベンチャー。2020年3月には、日本酒生産工程の最後に生成される酒粕を再蒸留してクラフトジンを生産及び販売し、その利益から酒米を酒粕提供元の蔵元に提供、再度そこから日本酒を生産するという世界初の循環型「エシカル・ジン・プロジェクト」を始動。
2021年1月には、エシカル生産及び消費に特化した世界初の再生型蒸留所『東京リバーサイド蒸溜所』を東京蔵前に建設。同年6月には、国立森林総合研究所が切り拓いた研究成果をもとに民間事業者として初となる"木のお酒"『WoodSpirits』の製品化及び販売への挑戦を発表。
「Crafting the New Luxury(新たな嗜好価値を象る)」をミッション掲げ、世界をリードするサステイナブルなスピリッツブランドを目指す。
エシカル・スピリッツ株式会社
代表取締役CEO:山本祐也
共同発起人:魚住 りえ、小野 力、加藤 咲、山口 歩夢
所在地:東京都台東区蔵前3-9-3-4F
事業:酒類(スピリッツ)の企画・製造及び販売
>>コーポレートサイト
>>公式通販サイト
Instagram:@ethical_spirits
Twitter:@ethical_spirits
Facebook:@ethicalspirits
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