【2級 vol.6】ビア検(日本ビール検定)の過去問に挑戦! 回答と解説編
ビア検(日本ビール検定)の過去問題はいかがでしたか? 回答と解説で検定に備えるとともにビールの知識を深めてくださいね。
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問1 イギリスのビアスタイル
問題
イギリスのビールに関する説明として誤っているものを次の選択肢より選べ。(2013年)
(a)ラガーよりもエールが一般的である
(b)パブでビールを飲むのに使われる1パイントグラスの容量は約350mlである
(c)ペールエールはイングランドのバートン・オン・トレント発祥である
(d)ポーターは荷運び人に好まれたことが、その名前の由来になっているという説がある
正解
(b)パブでビールを飲むのに使われる1パイントグラスの容量は約350mlである
解説
イギリスやアイルランドでは、パブ(パブリックハウス)でビールを飲む文化があります。パブでは、1パイント(UKパイント)568mlのグラスで提供されることが多く、会話を楽しみながら、ゆっくり味わって飲まれています。
問2 ビールの発酵方法
問題
ビールの発酵方法は、上面発酵、下面発酵、自然発酵に大別される。以下の①~③のうち、下面発酵ビールに該当するものはいくつあるか、次の選択肢より選べ。
①ヴァイツェン
②ケルシュ
③ポーター
(2015年)
(a)1つ
(b)2つ
(c)3つ
(d)該当するものはない
正解
(d)該当するものはない
解説
正答率42%と間違いが多かった問題です。2級受検者は主要なビアスタイルの発祥地や発酵タイプを含めた特徴を覚えておいた方がいいでしょう。
選択肢(a)の「1つ」という回答が33%ありましたが、「ヴァイツェン」「ケルシュ」「ポーター」ともに上面発酵のビールです。
問3 ビールの泡
問題
ビールの泡に関する説明として誤っているものを、次の選択肢より選べ。(2017年)
(a)イソアルファ酸は泡持ちにプラスになる成分である
(b)タンパク質は泡持ちにマイナスになる成分である
(c)ビールの泡はビールの液の部分より苦味が強い
(d)ビールに含まれる炭酸ガスによってビールは泡立つ
正解
(b)タンパク質は泡持ちにマイナスになる成分である
解説
一般的なピルスナービールの場合、6~8℃が飲み頃であると言われています。ビールを冷やし過ぎると、泡立ちが悪くなり、タンパク質や炭水化物の成分が結合した結果、混濁を生じることがあります。ビールの成分が凝結したもので体に害はありませんが、ビール本来のおいしさを損なってしまいます。