【2級 vol.3】日本ビール検定(びあけん)の過去問に挑戦! 回答と解説編

【2級 vol.3】日本ビール検定(びあけん)の過去問に挑戦! 回答と解説編

日本ビール検定(びあけん)の過去問題はいかがでしたか? 回答と解説で検定に備えるとともにビールの知識を深めてくださいね。

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問1 ビールの原料の説明

問題

麦・麦芽に関する一般的な説明として適切なものを、次の選択肢より選べ。(2015年)

(a) 麦秋とは初夏の季語である
(b) 1本の茎から2本の穂が出る麦を二条大麦と呼んでいる
(c) 南ドイツでつくられている小麦麦芽100%ビールの総称がヴァイツェンである
(d) 世界の大麦生産量は1億~1.5億トンであり、その約80%がビール用麦芽となる

正解

(a) 麦秋とは初夏の季語である

解説

正答率は約42%。誤答である選択肢(b)を選んだ方が約25%の問題です。
多くのビールで用いられる二条大麦とは、六条大麦の穀粒6列の内4列が退化したもので、大きめの穀粒2列が並んでいるものをいいます。穂が出ているのではありません。ヴァイツェンは、小麦麦芽を原料の50%以上使用してつくる、ドイツ伝統の上面発酵ビールです。

問2 ビールの泡

問題

ビールの泡に関する説明として正しいものを、次の選択肢より選べ。(2016年)

(a) アミノ酸とアルファ酸が泡の表面に粘りや弾性を与える
(b) 脂質やタンパク質は泡持ちを悪くする
(c) 泡はビールを酸化から守る
(d) フロスティミストとは、飲用後のグラスに残る泡の輪のことである

正解

(c) 泡はビールを酸化から守る

解説

泡の表面を強くする役割を担うのは、主にタンパク質とイソアルファ酸です。ビールに苦味を呈する物質であるイソアルファ酸は、ビールの液中よりも泡に多く含まれています。これらをバランス良く含んだビールは泡持ちが良くなります。一方、脂質や脂肪酸は泡持ちにマイナスに働きます。
選択肢(d)は、ビール飲用後にグラスの縁に飲んだ回数分の泡の輪が残る現象を言っています。これを「レーシング」(「ベルジャンレース」などとも呼ぶ)といいます。きれいに洗浄されたグラスで、きれいな泡のビールを飲用した場合に起こります。

レーシング

問3 ビールの歴史

問題

古代バビロニアの酒場において、貴族が自分専用に持ち込んだものは何か、次の選択肢より選べ。(2016年)

(a) つまみ
(b) 調味料
(c) ジョッキ
(d) ストロー

正解

(d) ストロー

解説

まだろ過技術もない古代バビロニアでは、ストローで穀皮などの不純物をよけながらビールを吸って飲用していました。

シュメール人が残した、ビールをストローで飲む人々の図を再現

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