今、世界的に注目を集める「メスカル」を日本人女性が初めてプロデュース
食品や酒類、雑貨の輸入などを手掛けるフィデア(東京都港区)は、日本人女性が初めてプロデュースしたプライベート・セレクション・メスカル(メキシコ発のクラフト・スピリッツ)、「LA MEDIDA JABALI Koty's Selection For Japan」の販売を開始。
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メスカルは、メキシコ発のクラフト・スピリッツ
「LA MEDIDA JABALI Koty's Selection For Japan」は、日本人女性が初めてプロデュースに携わったプライベート・セレクション・メスカルです。突然ですが「メスカル」というお酒を知っていますか?初めて聞いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
メスカルは、メキシコ発のクラフト・スピリッツでテキーラを超える伝統をもつ蒸留酒です。熟練の職人達の手によって作られるこの伝統的なお酒が、世界的なクラフト・スピリッツブームの後押しを受け、欧米を中心にテキーラ以上の注目を集めているそうです。
同じメキシコのアガヴェ(リュウゼツラン)の蒸留酒であるテキーラとの決定的な違いは、独特の加熱方法と、多種多様なアガヴェを使用できることから来るバリエーション。その独特の風味と複雑な味わいはシングル・モルトやナチュール・ワインにも通ずるところがあると言われています。
その「メスカル」をなぜ日本人女性がプロデュースすることになったのでしょうか。
今回のアガヴェの品種である「ハバリ」
日本人女性「初」の「メスカル」プロデュース
今回、日本人として、そして日本人の女性として初めて「メスカル」のプロデュースに携わったのが、平松琴絵氏。
メスカルの魅力に魅入られ一念発起し、2014年6月、麻布十番にメスカルとテキーラの専門店「エル フジヤマ」を開業しました。
数度に渡ってメキシコを訪れ、各所のメスカルの蒸留所を巡り、現地のファミリー達との交流を深める中、メスカルを日本で広める手段の一つとして自らが関わるお酒をリリースすることを思い立ったそうです。
自生するアガヴェを前にして
「縁」と「使命」。メスカルに込められた想い
一人の日本人女性と、「基準」となるメスカル「LA MEDIDA」がともに作り上げた、プライベート・セレクション・メスカル「LA MEDIDA JABALI Koty's Selection For Japan」は、なんと限定生産84本の小ロット。このメスカルに込められた想いとは…。
平松琴絵「Koty」からのメッセージ
出典 https://prtimes.jp何故、日本人の私がメスカルというメキシコのお酒を手掛けたのか。
これは完全に、「縁」と「使命」だと思っています。
勿論、メスカルというお酒に魅了され、その味を気に入ったということも大きな理由のひとつですが、その魅力は味というところにとどまりません。
原材料のアガヴェの個性やそれらの素材の品質を見極めるマエストロの力量、経験値、家族で蒸留所を守り続けている伝統的な暮らしぶりを見て感動し、敬意の気持ちを抱きました。
自分が感動したものを伝えたい、というシンプルな考え方が私の人生です。
勿論、全ての人に理解、共感してもらえるわけではないでしょう。世界中に素晴らしいお酒が沢山ある中で、私とメスカルとの縁を通じて、その文化を少しでも形にして広めることができればと思い、ようやく出来上がったのがこの一本です。
微力な私一人だけでは、到底なし得ることの出来ないことでした。
ただ単にブランドを作る、ということはある意味簡単です。
しかし、自分が納得のいくものを形にするということは容易なことではありませんでした。この一本にたどり着くまでの経緯に関わった人たちとの信頼関係や、私を理解し応援してくれた家族の存在があってこその一本です…
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ラ・メディダ・ブランド・オーナーのファミリーと
LA MEDIDAとは
CRM(オアハカ州に本拠を置く、メスカルのレギュレーションを規定、原産地証明書等を発行している団体)の創設メンバーであり、世界的なメスカル・ブームの火付け役となった、著名ブランドのプロデューサーでもあったファミリーが手掛けるブランド。
メスカルの「基準」となる味を作る、という意図を込めた「MEDIDA=Measure」というブランド名に恥じることのないメスカルを産み出しています。その品質は世界的なシェフ達にも認められており、メキシコ・シティやニューヨークの著名レストランでも提供されているそうです。
LA MEDIDAブランド・オーナー、フリアン・ゴメス・ファビラ氏からのメッセージ
出典 https://prtimes.jp私たち「LA MEDIDA MEZCAL」は、日本から遠く離れた土地から「新しい」蒸留酒を届けることで、日本の新しい世代のための美食の一部を担うに至ったことを、大変誇らしく、また、栄誉なことであると受け止めています。
コティと出逢い、メキシコの人々や自然、伝統に対する彼女の鋭敏さに、大きな感銘を受けました。彼女とオアハカで初めて出会ったのは、2018年のことでした。その際にも、彼女は食や風景、そしてあらゆるハンドクラフト製品に熱意をもって接し、新たに体験した価値を積極的に日本に持ち帰っていたものです。しかし、中でも彼女がメスカルを味わうとき、それはもう小さな女の子が大好物の味を見つけたかのような笑顔を見せ、即座に新しいカクテルや新しい一皿、食に思いを巡らせていました。それらを彼女の店で実際に提供することで、コティは日本の皆さんにオアハカでの体験を届けました。
最初はオアハカで、そして日本で、私たちはコティと生産者達、さらにはその家族たちと素晴らしい絆を持つことができました。そのことは私たちが彼女の気持ちや情熱をさらに理解することの大きな助けとなりました。
そして、彼女のための特別なメスカルを探しました。それが、彼女の持つ大地や素晴らしい蒸留酒への愛情を象徴するものとなるように。そのユニークなフレーバーは、他のメスカルにはそう簡単には見つからないものです。
このハバリは、野生のアガヴェの多様性を日本でもシェアせんとするコティのこれまでの全ての努力を象徴しています。最高のメスカル職人だけがハバリのメスカルを完璧に作り上げる知識を持っています。そして、このKoty’s Selectionをひとなめして頂ければ、これがあなたをオアハカの地へと誘う蒸留酒の一つであることを感じて頂けるでしょう。
今回のハバリを手掛けたメスカル職人、ホセ・サンティアゴ「エル・チェト」氏
オンライン・セミナーのお知らせ
2021年4月13日に「LA MEDIDA JABALI Koty‘s Selection For Japan」のテイスティング・キット付きオンライン・セミナーを予定しているそうです。
お問い合わせは下記まで。
株式会社フィデア
メール:info@fidea.in
※今回お届けした情報は記事執筆時点のものです。ご利用の際は状況が異なる場合がありますのでご注意ください