ワインに氷、ワインのソーダ割りとは?夏にもワインを気軽に楽しもう
ワインに対してとっつきにくい印象を持つ方も多いと思いますが、ふだん飲みのワインはもっと自由でよいのでは?ワインに氷を入れたりソーダ割りしてみると、アルコール度数も低くなり、ソーダ割りは炭酸効果で口当たりさわやかに!清涼感がアップして飲みやすく。暑い夏にもおすすめ。ワインは自由にたのしみましょう!
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ワインに氷、ワインのソーダ割りってダメなの?
白ワインに氷を入れて
普段ワインを飲まない人にしてみれば、「赤ワインは常温で」「脚付きのワイングラスで」「赤ワインは肉料理と合わせて、冷やすのはNG!」などと言われて、「ワインってなんだか面倒くさい!」とか「ワインは堅苦しくて・・・」など、ワインは取っつきにくいイメージになっているかもしれません。
たしかに「ロマネ・コンティ」や「シャトー・マルゴー」、「ドン・ペリニヨン」など、畑仕事や醸造・熟成にモノ凄い手間暇やコスト、時間をかけて仕上げた至高の高級ワインは、その造り手がベストと思うコンディションで有り難くいただいたほうが、その本質を味わえるし、正しいのだろうと思います。
でも、普通に飲める普段飲みのワインはもっと自由でよいのでは? あまりマナーやルールに縛られず、気軽にたのしむほうがワイン生産者さんたちにも喜んでもらえるような気がします。
氷を入れて飲むワイン、どんなワインが合うの?
スパークリングワインに氷を入れて。
氷を入れて飲むワインには、どんなタイプのワインが合うのでしょう? たのしいお酒.jp編集長からご提案します。ガチガチのルールはありませんが、傾向として次のようなタイプが合いやすいと思います。
【甘口の白ワイン】
氷によってよく冷え、少し薄まるので甘さが抑えられ、より爽やかに感じられます。
【スパークリングワイン】
とくに暑いなぁと思うとき、氷を入れるとさらに清涼感がアップ。アルコール度数も下がって飲みやすくなります。
【フルーツ系ワイン】
ブドウ以外のフルーツも使用したワインは、一般的にキリリと冷やしたほうが飲みやすく感じます。
そのほか、『ペットボトル入りなど、国産の無添加ワイン』、『ボトル缶ワイン』、『2リッター~4リッターの紙パックに入ったBIB(バッグインボックス)のワイン』などは、気軽に飲めるタイプの味わいの商品が多いので、氷を入れて飲むのに適している確率が高いと思います。
ワインのソーダ割り、どんなワインが合うの?
カルロロッシ ICE スパークリング
ソーダ割りに適したワイン、これも氷を入れて飲むワインと傾向は似ています。ソーダで割ることで、炭酸がはじける際に香りが立ち上り、シュワシュワ感によって口当たりが爽やかに。赤ワインの場合は、冷やすと渋み(タンニン分)が強く感じられるのですが、ソーダ割りでタンニン分そのものが薄まるので、グッと飲みやすくなります。
夏や暑いときでもワインをおいしく飲むコツを教えて!
キリリと冷やすのがコツ。
『氷を入れて飲むワイン』、『ソーダ割りのワイン』どちらの場合もおいしく飲むコツは、「とにかくよく冷やすこと」。あらかじめワインをしっかり冷やす、ソーダも冷やす、できればグラスも冷やす。ソーダ割りも、全部冷えていれば氷無しでたのしめます。
氷ありの場合、最初にグラスに氷を入れてよくステア(=かき混ぜること)、氷が溶けた水分を捨ててワインを注いだ後に、グラスに沿ってソーダをそーっと注ぎ、軽く1回混ぜる程度にすると、薄まりすぎず炭酸の刺激もキープしておいしく仕上がります。
そして見た目も大事! 透明なグラスが曇って水滴が付いて、いかにも冷え冷えなビジュアルが涼しさを演出します。もちろん機能性重視の際は、サーモスなどの真空断熱タンブラーもありですね。
2020年夏限定で新登場・サントリー「雫音〈しずね〉」ゆず・すだち 350ml
雫音〈しずね〉ゆず・すだち
「雫音」は氷を入れたりソーダ割りせず、よく冷やしてお飲みいただくのがおすすめの飲み方。和柑橘の爽やかな香りと酸味、甘くないスッキリとした味わいのスパークリングワインです。夏の食事に合わせやすい味わいで、アルコール度数7パーセントと、普通のワインより低めなので、普段あまりワインをお飲みにならない人にもおすすめ。香料不使用で自然な味わいなのもうれしいポイントです。
ワインのソーダ割りのフードペアリング、マリアージュは?
三菱食品メニューデータベース(イメージ)
先日、サントリーワインインターナショナルさんの「2020年サマーワイン オンライン説明会」に参加しました。そこでは各ブランド担当者の方から、商品コンセプトや特徴・食べ物とのペアリングの説明を受けながら、実際にいくつかのワインに氷を入れて試飲しました。
説明会終了後は、自主的に?それぞれのワインに氷を入れたりソーダ割りしたりして試飲し、さらに夕食時にはその日のメニュー(鶏もも肉のスパイス焼き、野菜スティックなど)と一緒にペアリングもテスト。自然なペアリングでどちらもおいしくいただけました。ビールやハイボール、レモンサワーと唐揚げなどが合うのと似たイメージです。
唐揚げなどの鶏肉料理、豚肉などの家庭料理に、タンニン分がしっかりとしたフルボディタイプの赤ワインを合わせると、お料理がワインの強さに負けてしまって、ワインの酸味や渋みやがキツく感じられてしまう場合があります。でも、氷を入れたりソーダ割りにすると、ワインの酸味・渋みが和らいで、家庭料理には合わせやすくなると思うんです。
フォーマルなシーンではマナーを守って、雰囲気も含めてよりおいしく飲みたいワイン。いっぽう普段使いのデイリーワインは、肩ひじ張らずに気軽に自由にたのしみましょう。どんどんワインをおいしく感じるようになったら、深~い深~い「ワインの沼」にハマっていくのもありですね。ワインってたのしいし、おいしいですよ!
【サントリー 2020年 氷で楽しむサマーワイン】
氷で楽しむサマーワイン
◇サントリー 氷と楽しむおいしいワイン(酸化防止剤無添加)サンシャインフルーツ 720ml
◇モマンドール アイスレモン 750ml
◇カルロロッシ ICE 720ml
◇カルロロッシ ICE スパークリング マスカット 280ml
【参考サイト】
サントリー 酸化防止剤無添加のおいしいワイン。
サントリー「雫音〈しずね〉」
サントリー 旬のおすすめワイン
氷と楽しむおいしいワイン。サンシャインフルーツ
カルロロッシ ICE スパークリング
モマンドール アイスレモン 750ml