ビールのおつまみに納豆がオススメされる理由とは?
納豆と言えば朝食の定番メニューですが、じつはビールとの相性もバツグン! 納豆はヘルシー食材の代表的存在なだけに、その効果を期待しておつまみに選ぶ人も増えているようです。今回はビールのおつまみに納豆がオススメされる理由について紹介します。
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ビールと納豆は相性がバッチリ!
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納豆は旨味たっぷりでビールが進む!
ビールには、塩気があるおつまみがよく合うと言われますが、加えて欠かせないのが旨味です。納豆には、昆布と同じ旨味成分、グルタミン酸が含まれています。グルタミン酸は旨味が強く、舌の上で感じやすいので、ビールとの相性もバツグン!
旨味成分には相乗効果があるので、納豆を味付けする際は、同じくグルタミン酸を含む醤油や味噌、あるいは別の旨味成分であるイノシン酸を含むカツオ節などを使うと、手軽に旨味をアップさせられます。
納豆のネバネバはおなかに優しい
ビールを飲みすぎると、翌日、胃がムカムカすることがあります。そんなムカムカを軽減するのに、納豆のネバネバが役立つのだとか。
食前や食事中に納豆を食べることで、ネバネバ成分が胃の壁を保護し、アルコールの過度な刺激から守ってくれると言われています。冷たいビールの相棒にぴったりですね。
ビールの飲みすぎで後悔したくない人にも納豆!
納豆は、低カロリーながら高タンパクで腹持ちもよいので、高カロリーなおつまみの代用としてもオススメです。
タンパク質が分解されてできるアミノ酸には、肝臓でアルコールの代謝を促進するはたらきがあります。ビールを飲みすぎた翌朝が心配な人が、積極的に納豆を食べるというもの頷けます。
また、納豆に含まれる食物繊維は、胃に長くとどまり、アルコールの吸収を穏やかにしてくれる効果もあるのだとか。
ビールと納豆に含まれる栄養素
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ビールに含まれているさまざまな健康成分
ビールは、基本的に水、麦芽、ホップに酵母を加えて造られています。麦芽は大麦の種子を発芽させたものなので、ビールには大麦由来のアミノ酸やミネラル、ビタミンなどが多く含まれます。
なかでも納豆と同様に豊富なのがビタミンB群。これにはアルコールや糖の代謝を助けるはたらきがあると言われています。また、ホップには抗酸化作用をもつポリフェノールが含まれています。
プリン体を多く含むため「痛風になりやすい」と言われて久しいビールですが、意外なほど多くの健康成分を含んでいるのです。
納豆はバランスの取れたヘルシーフード
納豆にはタンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素が含まれています。これらは人の体を維持するのに欠かせない栄養素です。
なかでも納豆のタンパク質は、体内では作ることのできない必須アミノ酸がバランスよく含まれている良質なもの。低カロリーなこともあって、アスリートの栄養補助にも活用されているほどです。
また、納豆は5大栄養素だけでなく、食物繊維、ナットウキナーゼ、イソフラボンなど、さまざまな栄養を含んでいるため、栄養が偏りがちなお酒の席に最適です。
ビールと一緒に食べるとおいしい納豆レシピ
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火を通さずパパッとできる納豆レシピ
納豆を使った料理やおつまみは多種多様ですが、ここでは、お通し感覚で食べられる、和えるだけの簡単レシピを紹介します。
【いか納豆】
いかソーメンとひきわり納豆を和え、真ん中に卵黄を落とします。青ネギと七味唐辛子、醤油を回しかけて完成! 好みでカラシを添えて、全部混ぜて食べます。茹でて刻んだオクラを加えるのもオススメです。
【アボカドと納豆、豆腐の和えもの】
木綿豆腐は軽く水切りをして、さいの目にカットしておきます。タレとカラシを混ぜた納豆と、食べやすい大きさにカットしてレモンを搾ったアボカド、木綿豆腐を和えます。カツオ節と刻みのり、ねぎをたっぷり散らして、醤油を軽く回していただきます。カイワレ大根や大葉も合います。
納豆が苦手な人にもオススメのレシピ
納豆の臭いやネバネバ感が苦手という人もいるようですが、そんな人でもヤミツキになる、おつまみレシピを紹介します。
【納豆のおやき】
皮をむいてすり下ろしたジャガイモに、刻んだニラ、キムチ、納豆、納豆のタレ、片栗粉を加えて混ぜ合わせます。これをスプーンで一口サイズずつ、ゴマ油を引いたフライパンに入れて、両面をこんがり焼けばでき上がり。酢醤油をかけていただきましょう。パンチのある味でビールのあてに最高です。
納豆はビールのおつまみとしてオススメですが、ビールの味に影響しないよう、納豆を食べた後は、口の周りをきれいにしてからビールを飲むのが鉄則。これを覚えておけば、ビールと納豆の組み合わせがよりいっそうたのしめるのでは?