霧島酒造が長年探求した地域の食文化をまとめた書籍の第一弾「九州の味とともに 宮崎」発刊!
霧島酒造は、2006年から「九州の味とともに」のプロジェクトを開始。「焼酎文化は食文化の基にありき」という霧島酒造の基本姿勢と「九州の食文化に貢献したい」という想いから、九州・沖縄エリアの食を探求し、紹介してきました。この取組みをまとめた書籍『九州の味とともに 宮崎』を、3月29日に全国の書店で発売しました。
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霧島酒造の取組みと「九州の味とともに 宮崎」発刊の経緯
書籍「九州の味とともに 宮崎」の出版にあたり2019年4月4日(木)にプレスレビューが開催されました。この発表会の中で、霧島酒造株式会社 代表取締役専務の江夏拓三氏より書籍の出版経緯について説明がありました。
本日お披露目する「九州の味とともに 宮崎」を出版するために数年前から検討を重ね、この度ようやく完成しました。
なぜ、霧島酒造がこのような本を出版するのか。私は、お酒を販売する人は食に精通していなくてはならないと常々考えています。私が食のたのしさに目覚めたのは35年前。各地の食探訪をはじめたのは32年前。
これまで宮崎をはじめ、九州の各地域の数百か所を、自分自身で訪問したものを含め、これまで774回の取材を重ねました。それぞれの地域には郷土の食べものがあり地のお酒もあり日本全国にその地域の食の文化があります。
ひとつ言えることは、その土地の郷土料理と地のお酒を合わせると非常に美味しいということ。
今回、そのような想いを持って、「九州の味とともに 宮崎」を発売致しました。
今後、順次、九州各県、沖縄などの地域についても書籍にまとめて出版する予定です。
書籍「九州の味とともに 宮崎」の内容は
宮崎の人と風土が醸す多様な食の中から、延岡市が発祥の「チキン南蛮」や宮崎市の郷土料理として有名な「冷や汁」、都城市の「がね」、日向市の「こなます」などをはじめ、この書籍の中には全部で20種類の宮崎の郷土料理が紹介されています。
「チキン南蛮」は、いまや全国区の料理となっていますが、ルーツは昭和30年代の延岡市で営業していた洋食屋のまかない料理だと言われています。
プレスレビュー時に提供された「チキン南蛮」
都城の行事食の「がね」。さつまいもを使ったかき揚げに似た家庭料理です。出来上がりの様子が南九州の言葉で“かに”を表す「がね」に似ていることからその名がついたと言われています。
プレスレビュー時に提供された「がね」
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