【志賀高原ビール】 地ビール好きから絶大な人気のクラフトビール《ビアジャーナリスト監修》

【志賀高原ビール】 地ビール好きから絶大な人気のクラフトビール《ビアジャーナリスト監修》
出典 : Joshua Resnick/Shutterstock.com

「志賀高原ビール」は、200年もの歴史をもつ老舗の日本酒蔵、玉村本店が、自家栽培した原料も用いて造るビール。クラフトビール好きなら知らない人のないほどの知名度をもち、とくに看板商品のIPA(インディア・ペールエール)は絶大な人気を誇っています。

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「志賀高原ビール」が数多くのファンから愛される理由

「志賀高原ビール」が数多くのファンから愛される理由

Tetyana Dotsenko/Shutterstock.com

「志賀高原ビール」の醸造元・玉村本店は、江戸時代後期の文化2年(1805年)に創業し、北信州の志賀高原の麓で200年以上にわたって清酒造りを営んできた老舗。現在では清酒「縁起(えんぎ)」の蔵元として広く知られています。

玉村本店の酒造りの特徴は、酒造好適米「美山錦」を自家栽培するなど、原材料からすべて自らが手掛ける姿勢にあります。その経験をビール造りにも活かそうと、2005年から自家製ホップの栽培に着手。昭和30年代後半までは日本一のホップ生産量を誇った北信州の地で、まさに“畑造り”からスタートしたのが志賀高原ビールの始まりです。

その後、「世界に通用する、ほかにないビール」をめざして改良を重ねるなか、クラフトビールファンから高く評価されるようになり、いまでは日本を代表する地ビールブランドに成長しています。

ちなみに、現在、志賀高原ビールのヘッドブルワーを務める佐藤栄吾氏は、大手証券会社に勤めたのちに、アパレル企業への転職を経て、家業の酒屋にもどり、ビール造りを始めたという異色の経歴の持ち主。「自分たちが飲みたいビール」をコンセプトに、妥協を許さず、とことんまで探求するその姿勢は、クラフトビール界のカリスマのひとりとして、数多くの信奉者を獲得しています。

「志賀高原ビール」の看板商品IPAをはじめとする人気商品を紹介

「志賀高原ビール」の看板商品IPAをはじめとする人気商品を紹介

VDB Photos/Shutterstock.com

「志賀高原ビール」では、エールビールを中心とする定番商品から、自家栽培ホップの生仕込み「Harvest Brewシリーズ」などの季節限定の商品まで、常時約60種類におよぶ多彩なラインナップを取りそろえています。

なかでも志賀高原ビールの代名詞ともいえる「志賀高原IPA」は、多くのビールファンの絶大な支持を集める看板商品。その独特の香りと爽快感は、志賀高原ビールならではの味わいといえるでしょう。

そのほかにも、クリーンな味わいに柑橘系のホップの香りが特徴の「志賀高原ペール・エール」、エスプレッソのようなほのかなロースト香が特徴の「志賀高原ポーター」、自家栽培の酒米「美山錦」とホップ「信州早生」で造った「志賀高原ビール Miyama Blonde」など、数多くの定番・準定番商品が豊富にラインナップされています。

定番商品以外にも、英国産モルト「マリスオッター」をベースに、ふんだんにホップを使った「志賀高原ビール House IPA」、さらには自家栽培したブルーベリーや蕎麦などを使った個性的なビールの数々も、季節や数量限定で提供しています。

志賀高原ビールは、下記の公式サイトから通販で購入できますが、どれも人気商品ばかりで、ときには売切れ状態が続くことも。とくに季節や数量限定の商品は、発売即完売となるケースも多いので、ぜひこまめにサイトやSNSをチェックしてみてださい。

商品ラインナップの詳細はこちら

「志賀高原ビール」をもっとたのしむために

「志賀高原ビール」をもっとたのしむために

Africa Studio/Shutterstock.com

「志賀高原ビール」を思う存分たのしむなら、以下に紹介する公式レストランがおすすめです。

【THE FARMHOUSE by TAMAMURA HONTEN】

玉村本店から車で数分、歩いても15-20分ほどの上林温泉にある玉村本店直営のバー&レストランです。さまざまな料理とともに、志賀高原ビールの定番・準定番・限定品が、最大で13種類ほどたのしめます。

【TEPPA ROOM 志賀高原】

スキーエリアとして知られる志賀高原の一の瀬地区にある「ホテルシャレー志賀」の1階にある冬季限定の公式ビアパブです。工場直送の新鮮な志賀高原ビールの樽生8種類とボトルビールがたのしめます。

【酒蔵美術館 ギャラリー玉村本店】

約150年前に建築された酒蔵の一部を改良したアート・ギャラリー。日本画を中心に玉村本店当主の佐藤家に代々伝わるコレクションが展示されているほか、清酒の無料試飲やビール2種の有料テイスティングがたのしめます。

紹介した施設以外で、志賀高原ビールを満喫できる場としておすすめなのが、年に1回開催されるイベント「SNOW MONKEY BEER LIVE(スノーモンキービアライブ)」。2018年で第8回を迎えた同イベントは、全国から厳選された約200種のクラフトビールが集まり、豪華なアーティストが多数参加する、ビールと音楽のイベントです。

紹介した公式レストランおよびイベントの詳細はこちら

クラフトビール好きの間で絶大な人気を誇る「志賀高原ビール」。その製造元となるブルワリー・玉村本店は、「クラフトビールの殿堂」とも呼ばれる聖地。一度は訪れてみたい場所です。

製造元:株式会社玉村本店
公式サイトはこちら

監修者

伊東幸一

伊東幸一

(一社)日本ソムリエ協会認定ソムリエ、きき酒師、焼酎きき酒師、日本ビール検定1級、ビアジャーナリスト、フードアナリスト。
好奇心旺盛なため、お酒であれば何でも試してきました。いま最も好きなカテゴリーはビール。時間があれば飲食店や各種お酒関係のイベントに参加。

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