焼酎のロックやお湯割りの量ってどのくらい? おいしいコツを伝授
ストレート、お湯割り、オンザロック、水割りなど、焼酎の飲み方はいろいろあります。飲み方によって味や香りのたち方が変わってくるので、その銘柄にあった、自分好みの飲み方を探すのも焼酎の醍醐味です。難しく考えずに、いろいろと試してみてください。よりおいしくなる、ちょっとしたコツを紹介しましょう。
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焼酎の飲み方いろいろ
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焼酎本来の味や香りを味わいたいなら、まずはストレートで。テイスティング気分で、小さめのグラスで香りを鼻に集めながら、口に運びます。
ロックの場合はグラスに氷を入れ、一度、軽く回して、溶けた水を捨てるのがポイント。そうするとグラスの表面温度が下がり、氷がゆっくりと溶けるようになります。
水割りにするときは、最初に焼酎をグラスに入れます。ゆっくりと水を注いで、混ぜないことがコツ。自然に対流が発生して、混ざり合います。
お湯割りは60〜70度くらいのお湯を注ぎ、その上に置くようなイメージで焼酎を足します。7対3(シチサン)、6対4(ロクヨン)、5対5(ゴーゴー)など、自分にとって最適な香りと味のバランスを探してみたいもの。
日本酒のように燗でもたのしめますが、熱くしすぎると香りや旨味が飛んでしまうので注意しましょう。
地域や銘柄によっても違う、おすすめの割り方
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焼酎の原酒が出来上がると、それらをブレンドしてその銘柄の味を決めていくのですが、最近では飲み方を想定してブレンドを決定することもあるようです。そういった場合、ボトルのラベルやホームページなどに、酒蔵おすすめの飲み方の提案がなされている場合もあります。
また、その地域で好まれる、定番の飲み方があるのは興味深いところです。
例えば福岡ではゴマ焼酎、長崎では麦焼酎、鹿児島では米焼酎、これらはストレートで飲むのが一般的。一方、熊本の球磨焼酎、鹿児島の黒糖焼酎、宮崎の麦焼酎は、ロックでたのしむ人が多いそうです。
ほかにも、麦焼酎をお湯割りで飲むとき、長崎では焼酎とお湯を5対5、福岡では6対4にするのが一般的だとか。
その焼酎を長く愛してきた地元の人々だからこそ知っている飲み方をぜひ、参考にしたいものですね。
ハイボールも好みの量で
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炭酸と割って焼酎ハイボールにするのもおすすめです。一般的には焼酎とソーダの割合は1対2から1対4が理想だといわれています。自宅でたのしむ場合は、香りがマイルドな麦焼酎を使うのがベターです。レモンやオレンジなど柑橘系フルーツをそえてもおいしいですね。
自分好みの焼酎とソーダや水、お湯との割合を研究しているうちに、思わず飲み過ぎないように注意してくださいね。