隠れたワインの名品が多い、オーストリアワインの特徴

隠れたワインの名品が多い、オーストリアワインの特徴
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ワイン愛好家の間で注目される「クールクライメイトワイン」の産地として、アルザス、ドイツに続き注目されているのが、オーストリアです。隠れた名品が多く、今後もその動向が注目されるエリアです。

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冷涼な地域ならではのミネラル感と酸が魅力

PHB.cz (Richard Semik)/ Shutterstock.com

オーストリアは、古くから冷涼気候を生かしたピュアな味わいのワインを生み出してきました。近年ワイン愛好家の間で注目される「クールクライメイトワイン」とは、冷涼な地域で生産されるワインで、上質なミネラル感と酸を持ち、ワイン本来の味わいを堪能できるのが魅力です。とくに冷涼な地域では、ブドウが時間をかけてじっくりと熟すため、テロワールの質をよりクリアに反映するといわれます。素材を活かしたヘルシーな食事に合うので、日本でも着実にファンが増えてきています。

オーストリアの主な醸造地とワインの特徴

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オーストリアには、東からニーダエスタライヒ、ウィーン、ブルゲンラント、シュタイヤーマークの4つのワイン産地があります。首都であり、音楽や芸術で有名なウィーンですが、市街地から少し車を走らせればブドウ畑が現れます。そんなワイン産地ウィーンを特徴づけるのが、ゲミシュター・サッツという混植混醸の手法です。

シュター・サッツは、畑の1区画ごとに少なくとも3種類以上の異なるブドウ品種を植え、同時期に収穫、そして全品種混ざった状態で醸造します。この手法により個々のブドウの個性は薄れ、石灰質土壌由来のミネラル感が優位に立つ、テロワールを反映したワインが造られます。

オーストリア固有の品種グリューナー・ヴェルトリーナー

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オーストリアワインの代表的なブドウといえば、栽培面積も全オーストリアの3分の1以上を占める白ブドウ品種「グリューナー・ヴェルトリーナー」です。オーストリア土着の品種で複数の地域で栽培されていますが、ウィーン西部、ドナウ川河岸で栽培されるものがもっとも高品質といわれています。

グリューナー・ヴェルトリーナーは、ペッパーやハーブといった香りが特徴で、軽快でいきいきとした飲み口の白ワインを造ります。土壌の特徴をよく反映する品種のため、地域によって豊かな果実味とトロピカルな風味を感じさせたり、硬質なミネラル感が特徴的になるなど、幅広いスタイルに仕上がります。

ワイン愛好家も注目するオーストリアワイン、ぜひその魅力にふれてみてください。

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