国産ブドウ100%のワインを生み出す九州のワイナリー

国産ブドウ100%のワインを生み出す九州のワイナリー
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寒暖差が大きい、ブドウ栽培向きの土地が多い九州。もともと日本酒や焼酎といったお酒造りが盛んなこの地には、優秀なワイナリーもいくつか存在しています。九州を訪れたら、ワイナリーにも訪れてみたいですね。

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国産ブドウにこだわるワイナリー

国産ブドウにこだわるワイナリー

Valentyn Volkov/ Shutterstock.com

九州のワイナリーは歴史が浅いところが多いものの、最近では各種コンクールで受賞するワイナリーも増えてきました。今回は数あるワイナリーの中から、真摯にワイン造りと向き合うワイナリー2軒を紹介します。

標高600m前後の寒暖の差が良質なブドウを作る「五ヶ瀬ワイナリー」

標高600m前後の寒暖の差が良質なブドウを作る「五ヶ瀬ワイナリー」

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九州のほぼ中央、標高600mに位置する宮崎県、五ヶ瀬町。この地で2005年よりワイン造りを行う「五ヶ瀬ワイナリー」では、寒暖の差が激しい気候と質のいい水を生かし、高品質のブドウを生み出しています。地元の栽培農家が育てたブドウを100%使ったワインは、みずみずしくフルーティーな味わい。白、赤、ロゼ、スパークリングなど豊富なラインナップを取り揃えています。

敷地内には地元の朝採れ野菜を販売する「夕日の里物産館」や、地産地消の料理をビュッフェ形式でいただけるレストラン「雲の上のぶどう」も併設しており、ワイナリーで造られたワインとともに、おいしい料理を味わうことができると人気。五ヶ瀬の美しい自然とワインを味わいに、ぜひ出かけてみてください。

垣根仕立てで栽培したブドウが自慢「久住ワイナリー」

垣根仕立てで栽培したブドウが自慢「久住ワイナリー」

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2002年創業の「久住ワイナリー」は、大分県の標高850mの冷涼な高原地帯に佇むワイナリー。南向きの山肌に沿った斜面に6ヘクタールのブドウ畑を持ち、自社の社員だけでピノ・ノワールやシャルドネといった欧州系のブドウを栽培しています。垣根仕立てで造られるブドウは生産量こそ少ないながら高品質。生産するワインの量も多くはありませんが、その味には定評があります。

こちらのワイナリーには広大なブドウ畑に面する「レストラン石窯工房」もあり、ワインとともに名物の石窯ピザを味わうことができます。名物のワインソフトや濃厚なチーズソフト、コーヒーソフトなどオリジナルのソフトクリームもいただけるので、ぜひお試しを。

歴史は浅いながら、真摯にワイン造りに取り組むワイナリー2軒、いかがでしたでしょうか? いずれもおいしいワインと料理を合わせていただけますので、近くを訪れたときには、ぜひ足を運んでみてください。

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