ワインが東京で造られている?東京にあった!通なワイナリー3選
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東京初のワイナリー「東京ワイナリー」
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都会のど真ん中というイメージの東京ですが、じつは東京にも少ないながら、ワイナリーが存在します。その1つが、西武池袋線大泉学園駅から徒歩10分ほどの場所にある「東京ワイナリー」です。オーナーである越後屋美和さんが「東京の農産物を広めたい」という気持ちで始めたという小さなワイナリー。家庭で果実酒をつくるようなアットホームなワイン造りは、これからのワイナリーの新しい形なのかもしれません。
販売されているのは、発酵前に皮と果実を接触させることで皮の旨味も引き出す甘口の白ワイン「山形県置賜デラウェア スキンコンタクト」や、皮ごと果実を数日間発酵させてつくるやや辛口の白(ロゼ)「山形県置賜デラウェア 醸し仕込み」、「東京ワイン高尾ロゼ」など、いずれもこだわりの味わいです。
街中のワイナリー「清澄白河フジマル醸造所」
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2013年に誕生した大阪の都市型ワイナリー「島之内フジマル醸造所」に次いで、2015年に清澄白河にオープンした「清澄白河フジマル醸造所」。ここでは、関東各地の契約農家から仕入れたブドウを用いワインを醸造しています。
醸造所の2階はイタリア料理をベースにしたレストランとなっていて、同フロアにはワインのテイスティングだけでもOKのテイスティングルームを併設。また、レストランの利用者なら、希望すれば醸造所を見学できるそうなので、足を運んだらぜひ、貴重な東京でのワイン造りも間近で見てみたいですね。
年間2万本のみを生産する「深川ワイナリー」
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「ちょっとしたうれしい日」や「日常の中ハレの時間にかたわらにあるワイン」を生み出すことを目指しているという、下町の「深川ワイナリー」。ワイン醸造を体験しつつ、みんなでわいわいたのしく飲んでもらえるような場所にしたいと、深川という場所を選んだといいます。
こちらで造られるワインは、「長野県塩尻・松本産コンコード赤・辛口」や、「山形産マスカットベリーエー赤・辛口」など、ブドウの産地を名称に入れているのが特徴。小規模ながら丁寧なワイン造りを目指すワイナリーだけに、今後に期待したいですね。
SNSなどをうまく活用し、ワインをきっかけとしたコミュニティ作りにも積極的に取り組んでいるのが、東京のワイナリーの特徴。ワインでつながる人の輪が、東京を起点に今後どんどん広がっていきそうです。