甲州最大級のワイン産地、勝沼エリア〜こだわりのワイナリー編〜
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勝沼ワインの魅力とは?
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ブドウ栽培に適した気候条件を備える、山梨県甲州市の旧勝沼町。周辺ではその恵まれた環境を生かし、古くからワイン用のブドウの栽培がおこなわれています。
また、この勝沼エリアは、30を超えるワイナリーが存在する日本屈指のワイナリーエリアとしても有名。数ある個性豊かなワイナリーの中から、ワインづくりに情熱を燃やす、こだわりのワイナリー3軒を紹介しましょう。
世界に通用するワインを生み出す 「中央葡萄酒(株)/グレイスワイン」
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1923年に創業して以来、グレイスワインの名で親しまれている「中央葡萄酒」。ブドウ栽培に力を入れており、2002年には日照時間日本一の明野地区に三澤農場を拓き、メルロー、シャルドネ等の欧州系品種と日本の伝統品種である甲州の垣根栽培に取り組んでいます。
ワイナリーの信条は「できるだけナチュラルなワイン造り」。醗酵や貯酒の過程で、ブドウ本来の味わいを最大限に生かし、自然のバランスを余すところなく引き出せるワイナリーです。
2010年からはロンドンを皮切りに甲州の本格的な輸出を開始、現在約20カ国にワインを輸出し、日本ワインの国際化にも大きく貢献しています。
明治10年創業の老舗「丸藤葡萄酒工業」
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明治23年の創業より、親子4代にわたりワインを作りつづけているワイナリー。「ルバイヤート」のブランドで知られ、長年勝沼の地で愛され続けてきています。その品質にも定評があり、2016年には、日本ワインコンクールで2014ルバイヤートシャルドネ「旧屋敷収穫」と2013ルバイヤートプティヴェルドが金賞を受賞。ワイン好きの注目を集めました。
早くから甲州種の辛口ワインにこだわり、ブドウ栽培から醸造まで試行錯誤を繰り返してきたこちらのワイナリーでは、不可能といわれた欧州系品種の垣根式栽培にもチャレンジ。高い志を持って「世界に誇る日本のワイン」を生み出しています。
日本独自のワイン造りに励む「大和葡萄酒」
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