チリワインの魅力を楽しめる「サンライズ」

チリワインの魅力を楽しめる「サンライズ」

日本で大きな存在感を持つようになってきたチリワイン。その先駆けとなったのがチリのワイナリー「コンチャ・イ・トロ社」の「サンライズ」です。 「サンライズ」は、気軽に買えるデイリーワインでありながら、チリワインらしいリッチな果実味や香りががたのしめます。その魅力と銘柄ごとの特長を紹介します。

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「サンライズ」が売れている理由

「サンライズ」が売れている理由

Curioso/ Shutterstock.com

この10年、日本で圧倒的な存在感を持つようになってきたチリワイン。2007年に日本とチリの経済連携協定(EPA)が結ばれ、ワインの関税が引き下げられてきたことが追い風となり、その輸入量は2015年にフランス産を抜き初めて1位となりました。

そんなチリワインのその先駆けとなったのが、チリの大手ワイナリー「コンチャ・イ・トロ社」の「サンライズ」。キリンの子会社であるメルシャンが販売していることもあり、多くのスーパーやコンビニで販売されています。

いつでも買えるアクセスの良さ、深みがありながら渋味を感じさせない飲みやすさ、1000円程度で買える気軽さで、コストパフォーマンスの高いデイリーワインとして安定した人気を保っています。

「サンライズ」の味わいの特長は?

「サンライズ」の味わいの特長は?

longtaildog/ Shutterstock.com

チリワインの魅力は、収穫をぎりぎりまで延ばすことによって得られるしっかりとした果実味です。チリのブドウ生産地は日照時間が長く、収穫期に雨が少ないなどブドウ栽培に適した気候の上、周囲が山、海、砂漠、南極に囲まれているため、疫病も侵入しにくいというメリットもあり、安定したワイン造りができるというわけです。

この「サンライズ」は、「300日の太陽がはぐくんだ完熟ブドウの味わい」という通り、晴天率の高いチリの地中海性気候の中でも、特に日照時間の長いラぺル・ヴァレーやマウレ・ヴァレーを中心としたセントラル・ヴァレーの畑の完熟ブドウで造られており、チリワインらしいリッチな果実味がたのしめます。

チリの代表的ワイナリー「コンチャ・イ・トロ社」とは

チリの代表的ワイナリー「コンチャ・イ・トロ社」とは

Igor Normann/ Shutterstock.com

そんな「サンライズ」を造る「コンチャ・イ・トロ社」は、130年以上の歴史を持つワイナリー。1年のほとんどが晴れるという理想的な環境のブドウ産地に、合計9000ヘクタール以上の自社畑を保有しています。長い歴史の中で培われた優れた醸造技術で、世界中の消費者に愛されるワインを作り続けています。以下に「サンライズ」の味わいを紹介しましょう。

詳細はこちら
http://www.kirin.co.jp/products/wine/cyt/wines/sunrise/

初心者でもワインを身近に感じることのできるチリワインを、是非お試しください。

サンライズ・カベルネ・ソーヴィニヨン

カシスなど赤い果実やチョコレートに加えてスパイシーなニュアンスも感じる豊かな香り。口当たりはなめらかながらボリュームがあり、果実味にあふれた奥行きのある味わいです。
※2015ヴィンテージ:2016年ジャパン・ワイン・チャレンジベストバリュー賞

サンライズ・カルメネール

今ではチリでしか栽培されていないカルメネール品種から造られるワイン。赤い果実やブラックプラムなど果実の香りやソフトなトースト香を感じます。ボディがありながら、まろやかで調和の取れた味わいです。
※2014ヴィンテージ:2015年インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション(IWSC)銀賞/ベスト・イン・クラス

サンライズ・メルロー

チェリーなどの熟した赤い果実、プラム、カカオ、スパイスの奥行きのあるアロマが特長です。なめらかながら力強いタンニンと酸が、エレガントなワインを形成します。余韻も長く、心地のよい赤ワインです。
※2014ヴィンテージ:2015年香港インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション銅賞

サンライズ・シャルドネ

リンゴや洋ナシや白桃、パイナップルなどのトロピカルフルーツのフレッシュな香りが特長です。フレッシュな酸味と豊かな果実香が高いレベルでバランスを取っているワインです。
※2015ヴィンテージ:2015年インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション(IWSC)銀賞/ベスト・イン・クラス

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