ワインとフルーツを楽もう!フルーツワインとサングリアについて
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ワインベースか、ブドウ以外のフルーツで作ったワインか
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フルーツワインと呼ばれるお酒は、大きく分けて2種類あります。ひとつは、桃やマンゴー、いちごなどの100%果汁のジュースに、ブドウベースのワインをブレンドしたもの。その果物の持つ本来の味わいを大切にするため、アルコール度数は低めでお酒が苦手な方にもおすすめです。
もうひとつは、桃やリンゴ、サクランボ、ブルーベリー、キウイなど、ブドウ以外の果実を原料とし、ワインのような製法で作られた醸造酒。食前酒として飲まれるほか、カクテルの材料にも使われます。こちらは酵母を使って発酵させるので、アルコール度数は高め。とはいえ10%以下のものがほとんどで甘口のものが多く、飲みやすいのが特徴です。
サングリアは自宅で簡単に作れる!
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果汁をワインとブレンドする飲み方のひとつに、スペイン発祥の「サングリア」と呼ばれるお酒があります。もともとサングリアは、赤ワインをベースに、レモンやオレンジなどの柑橘系の果汁を混ぜ、ブランデーやスパイスなどで風味付けをしたものですが、現在では、白ワインベースやスパークリングワインベースなど、好きなワインをブレンドするようになりました。
サングリアは飲み切れなかったワインや1000円以下などお手頃価格のワインを使ってお得に作れるのが魅力。好みのフルーツや、季節のフルーツで自分なりの味わいが作れます。炭酸で割ったり、氷を入れたり、自分でアルコールの濃さを調整できるので、気軽にたのしめます。ミントやシナモンを加えたり、オレンジジュースやリンゴジュースを加えるのもおすすめ。
ホームパーティーなどで、ピッチャーに大量に作ったサングリアを用意すれば、テーブルも華やかです。
日本のフルーツを使ったフルーツワイン
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長野や山梨、山形など、フルーツが豊富なエリアを中心に、日本でも様々なフルーツワインが作られています。リンゴの持つ風味を十分に引き出したフルーティーな味わいのリンゴワイン、かりん特有のフルーティーで華やかなアロマを活かしたかりんワイン、アントシアニン色素やポリフェノールが豊富なブルーベリー果実から造ったブルーベリーワイン、山形県の特産である佐藤錦100%のサクランボワインなど。
「ワインはブドウから作るもの」という先入観を捨てて、それぞれ工夫を凝らしたフルーツワインをたのしんでみるのもよいでしょう。