ワインの産地「ボルドー」について知っておきたいこと

ワインの産地「ボルドー」について知っておきたいこと

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ボルドーのワインとは?

フランスワインと聞いて思い描くのは「ボルドー」と「ブルゴーニュ」ではないでしょうか? そんなフランスを代表するワイン産地のひとつであるボルドー。一体どのようなワインが造られるのでしょう。

ボルドーは、フランス南西部、ガロンヌ川、ドルドーニュ川、ジロンド川の3つの川の流域に広がる温暖な気候の地域です。ボルドーの最大の特徴はブレンド。ブレンドのことをアッサンブラージュといいます。ブルゴーニュを始め単一品種のブドウでワインを造る産地が多くありますが、ボルドーは数種類の品種をブレンドし複雑で豊かな味わいに仕上げています。

ボルドーといえば、赤ワインが有名。この地方の8割以上を占めるのが赤ワインです。ボルドーの赤ワインは、若いうちは渋みが強く感じられるものが多いですが、熟成するとカドが取れ、まろやかで落ち着いた味わいに変化していきます。主体となるのは、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フランの3種類。各ブドウの味わいがバランスよく調整されています。

ボルドーの格付け~シャトーとグラン・クリュ~

ボルドーの造り手の大半には、「シャトー」の名がついています。シャトーとは自社畑を持ち、ブドウ栽培からワインの醸造まで行う栽培家兼醸造家のこと。複数のブドウ品種の畑を持ち、シャトー独自の比率でブドウをブレンドしてワインを造ります。

シャトーごとの個性が明確なボルドーではフランスのワイン法、AOC法に加え、メドック、グラーヴ、ソーテルヌ、サン・テミリオンの4地区のシャトーをランク付けした公式格付けがあります。これらの格付けワインは「クリュ・クラッセ」と呼ばれ、1855年にパリ万国博覧会を機にメドックとソーテルヌのシャトーが格付けされたのが始まり。本当に素晴らしいワインを造るシャトーが選ばれている一方、長い間ほとんど見直しがされていないため格付けと品質が一致しないシャトーが混在しているともいわれています。

ちなみに、高級ワインで名の知られている「シャトー・マルゴー」はメドック地区の1級に格付けされています。

ボルドーの格付け~シャトーとグラン・クリュ~

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ボルドーの5大シャトーを知っておく

ボルドーには、たくさんのシャトーがありますが、中でも有名なのが、メドック地区1級格付けの5大シャトー。どこかで聞いたことのある名前ではないでしょうか?

◆シャトー・ラフィット・ロートシルト
ボルドーのワインの中でも最もバランスのとれたワインといわれています。「王のワイン」の異名を持ちます。

◆シャトー・ムートン・ロートシルト
1973年に1級に昇格。毎年変わるアートラベルが有名で、コレクターも多いそう。

◆シャトー・ラトゥール
5大シャトーの中でも、しっかりした味わいの男性的なワイン。長期熟成ができます。

◆シャトー・マルゴー
やわらかでまろやか、上品な女性的なワイン。女王の風格を持つ、といわれています。

◆シャトー・オー・ブリオン
5大シャトーの中でも最も香り高いワイン。メドック地区外のグラーヴ地区から唯一1級に選ばれたワインです。

どのシャトーをとっても、味わいも値段も最高級! ワインをもっと知って、5大シャトーのワインを味わってみたいですね。

ボルドーの5大シャトーを知っておく

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