ワインの産地「ブルゴーニュ」について知っておきたいこと

ワインの産地「ブルゴーニュ」について知っておきたいこと

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ブルゴーニュのワインとは

フランスワインと聞いて多くの人が思い描くのは、「ボルドー」と「ブルゴーニュ」ではないでしょうか? そんなフランスを代表するワイン産地のひとつであるブルゴーニュ。一体どのようなワインが造られるのでしょう。

ボルドーでは、複数のブドウ品種をブレンドしてワインを生産する事が多いのに対し、ブルゴーニュでは1種類のブドウ品種(単一品種)からワインを生産する事が多いのが特徴です。

北海道の余市とほぼ緯度が同じこの地域は、冷涼で昼夜の気温差が大きく夜間は夏でも冷え込むので、酸味がポイントとなるシャルドネやピノ・ノワール、そしてガメイといったブドウ品種の栽培に適しています。

もう1つの特徴として、ブルゴーニュでは自分の畑で栽培したブドウのみからワインを造る「ドメーヌ」と、農家からブドウまたはワインを買い上げ、醸造、熟成を行う「ネゴシアン」があります。

ドメーヌは規模が小さい家族経営が多いのに対し、ネゴシアンは大規模な企業であることが一般的です。また、1つの畑を複数の造り手が所有していることが多いブルゴーニュ地方では、1つの畑を1つの造り手だけが所有している「モノポール」と呼ばれる畑もあります。

ブルゴーニュのワインの格付け

ブルゴーニュのワインの歴史は4世紀にまでさかのぼります。当時は修道僧や公爵らによってワイン造りが発展し、彼らが栽培の研究をしていくうちに、わずかな場所の差がワインの味わいに大きな違いをもたらす事を発見。それを元にして格付けが制定されました。

ブルゴーニュの格付けは地方名、地区名、村名、畑名、更に畑名は特級畑(グラン・クリュ)と一級畑(プルミエ・クリュ)に分類され、細かくなればなるほど規制が厳しく、格付けは高くなります。

例えば、ブランド米のコシヒカリで例えるならば、「新潟県産」よりも「中越地方産」のもの、さらに「南魚沼市産」のもの、そして「○○さんが造った」ものというように限定されればされるほど高級品になります。

ワイン好きでなくとも、一度は耳にしたことがある高級ワイン「ロマネ・コンティ」はグラン・クリュに格付けされます。

PHB.cz (Richard Semik)/shutterstock.com

ブルゴーニュの6大ワインエリアを知っておく

ブルゴーニュのワインは6つのエリアに分類され、それぞれ特徴のあるワインが造られています。

先ずはシャブリ地区。この土地にはキンメリジャン土壌と呼ばれるジュラ紀の化石や堆積した貝殻が多く含まれるため、ミネラルが豊富なキリッとした辛口のシャルドネのワインが生産されます。生牡蠣に良く合うと言われるのもそういった理由があるのです。

そしてコート・ド・ニュイ地区。最上のピノ・ノワールの栽培で有名な土地です。上記の「ロマネ・コンティ」や「ジュヴレ・シャンベルタン」などの高級な赤ワインはここで生産されます。

次にコート・ド・ボーヌ地区。白ワインの生産量は全体の3分の1でありながらも、ここでは世界的に有名な「モンラッシェ」や「ムルソー」などの高級白ワインが生産されます。

さらに南下したところにあるコート・シャロネーズ地区。コート・ド・ボーヌ地方よりも標高が高い丘陵地帯であるこの土地では、気軽に楽しめる軽やかでフルーティーなワインが生産されます。

ブルゴーニュの南方に位置するマコネ地区。ここでは温暖な気候がシャルドネの栽培に適しているため、ブルゴーニュ地方における白ワイン生産量の約半分を占めています。

そして最後にボージョレ地区。ガメイから造られるフルーティーなボージョレ・ヌーヴォーで有名な地区ですが、ヌーヴォーだけではなく、同じガメイからしっかりとしたボディの赤ワインも生産されます。

「ブルゴーニュのワインは難しい」といわれることがありますが、畑の土壌や造り手、さらにヴィンテージや熟成度合によってワインの味わいが多彩だからでしょう。しかし、その多彩さこそがブルゴーニュワインの魅力でもあるのです。

View Apart/shutterstock.com

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