【2級 】ビア検(日本ビール検定)の過去問に挑戦! 回答と解説編
ビア検(日本ビール検定)の過去問題はいかがでしたか? 回答と解説で検定に備えるとともにビールの知識を深めてくださいね。
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問1 ホップの医学的な効果ついて
問題
2016年、キリンと東京大学、学習院大学の共同研究チームは、ホップ由来の苦味成分がある病の予防効果があることを明らかにした。その病を次の選択肢より選べ.(2017年)
(a)高血圧
(b)大腸がん
(c)糖尿病
(d)認知症
正解
(d)認知症
解説
キリン㈱は東京大学、学習院大学と共同で、ホップ由来のビールの苦味成分であるイソアルファ酸がアルツハイマー病発症時に低下した認識機能を改善することを解明しました。この研究成果は2016年12月に開催された「第35回日本認知症学会学術集会」にて発表されています。
問2 酵素について
問題
日本人の4割は、お酒を飲んだときに不快な症状を引き起こす原因であるアセトアルデヒドを分解する酵素の働きが弱いか、または、全くないといわれている。その酵素を次の選択肢より選べ。
(a)DHA
(b)ATP
(c)ADH
(d)ALDH2
正解
(d)ALDH2
解説
アセトアルデヒドを分解する酵素であるALDH2(アルデヒド脱水素酵素2型)の働きが強いほど、お酒に強い体質といえます。なお、この酵素の働きの程度は、遺伝によって親から子へと受け継がれると言われています。
問3 二日酔いになったときの対処法
問題
二日酔いになったときの対処法として誤っているものを、次の選択肢から選べ。
(a)多めに水分を補給する
(b)糖分やビタミンCを補給する
(c)胃痛や吐き気を伴う場合は、胃腸薬を服用する
(d)サウナに行って汗をかく
正解
(d)サウナに行って汗をかく
解説
二日酔いになる原因は、アルコールやアセトアルデヒトが分解されずに体内に残っているためです。体内の水分が失われた状態になっているので、汗をかく行動は逆効果になります。2019年2級の問題の中で、正答率が3番目に高い97.3%でした。
(出典:日本ビール検定 公式過去問題集[2級・1級]2021年版)