【甲州ぶどう100%使用】の国産ワイン「Shizen Sparkling Koshu2017」登場
富士山ワイナリー(静岡県富士宮市)が、甲州ぶどうを100%使用した国産スパークリングワイン「Shizen Sparkling Koshu2017」の出荷を開始しました。
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和食との完璧な相性を標榜するスパークリングワイン
甲州ぶどうを100%使用したという、Shizen Sparkling Koshu2017(シゼン スパークリング 甲州2017)。この国産スパークリングワインを生み出した富士山ワイナリーは、設立当初から当時絶滅の危機にあったという日本古来の品種「甲州種」のワインを世界基準で造ることを目的としてきたといいます。そのワイン造りには、様々なチャレンジやこだわりがありました。
「白ワインの法王」故ドゥニ・デュブルデュー教授が監修
ボルドーの白ワイン造りを革新し、「白ワインの法王」や「白ワインの魔術師」と呼ばれた、故ドゥニ・デュブルデュー教授。ワインを扱う者であれば知らない人はいないという、同氏のアドバイスの元、2013年より甲州種の特徴を生かしたスパークリングワインの醸造にチャレンジ。
また、その製法はシャンパーニュと同じ、瓶内二次発酵方式(Methode Traditionnelle / メトード・ドラディショナル)が採用されました。これにより、シャンパーニュに肩を並べるスパークリングワインができたといいます。
30年以上の研究、ようやく辿りついた土地
ワイン用ぶどうの生育に適した畑を探して全国20か所で30年以上の研究を重ねた結果、ようやく静岡県富士宮市人穴に最適な場所を見つけることができた富士山ワイナリー。科学的条件、自然現象をふまえ、自分たちが発見した場所が完璧な場所であることを感じワイン造りをスタートさせたのだそうです。
そして、2015年からスタートした【Sparkling Koshu(スパークリング甲州)】は、今年で3つ目となるヴィンテージを「Shizen Sparkling Koshu2017」としてリリース。今回のヴィンテージは“和食との完璧な相性を実現するスパークリングワイン”に仕上がっていることが特徴となっています。
和食と相性が良い理由
「Shizen Sparkling Koshu2017」は、他の品種を一切ブレンドせず、樽での熟成や過度な発酵を避けることで甲州種のピュアな果実味を引き出し、余計な糖分を添加していないそうです。ぶどうは、果皮由来の苦みを避けるようにやさしく圧搾し、酸素との接触を最小限に抑えることで日本食の繊細な味わいにマッチするフレッシュで生き生きとしたアロマと風味を引き出しているのだとか。
このような醸造手法をとることで甲州種のピュアな果実味を引き立てることができ、和食と相性が良く、ワインとしても最高のものができたといいます。
ワイン評論家 ロバートパーカーJr氏のコメント
世界で最も影響力のあるワイン評論家とされるロバートパーカーJr氏は、「昼食時に甲州で造られた「富士山スパークリング甲州」の新酒サンプルをたのしむことができた。とても興味深いものだった。強めのイースト香、リンゴやグレープフルーツの風味、すばらしい細やかさ。事実、その酸味から、より複雑味をもつ日本酒を軽視するわけではないが、わずかに日本酒より刺身や寿司に合うのではないかとさえ思った」とコメントしています。
出典:prtimes.jp
第3回 全日本最優秀ソムリエ 阿部 誠氏がアンバサダーに就任
3年に一度開催される、全日本最優秀ソムリエコンクール 2002年の第三回大会にて優勝をするなど、日本を代表するソムリエである阿部 誠氏が「Shizen Sparkling Koshu」のアンバサダーに就任。
阿部 誠氏は、「富士山ワイナリーがリリースする『Shizen Sparkling Koshu』のアンバサダーに就任を致しました。品質はもちろんの事、ぶどう栽培と周囲の環境への取り組みなどに大きな可能性と魅力を感じています」とコメント。
また、「Shizen Sparkling Koshu2017」の味わいや、たのしみ方などのコメントは、こちらの動画からご覧いただけます。
出典:prtimes.jp
「Shizen Sparkling Koshu2017」について
甲州ぶどう100%で造られる国産スパークリングワイン「Shizen Sparkling Koshu2017」は、富士山ワイナリーの特設サイトやオンラインショップから購入が可能です。また、ぶどう栽培などの様子もブログで発信されているので、是非ホームページも併せてチェックしてみてくださいね。
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