ワインギフトはお祝いにぴったり! 選ぶときのポイントとは?

ワインギフトはお祝いにぴったり! 選ぶときのポイントとは?
出典 : New Africa / Shutterstock.com

結婚祝いや引越し祝いなどのお祝い事には華やかなギフトが欠かせません。贈り物の品に悩んだら、ワインを贈ってみませんか? 「どんな銘柄を贈ればよいのか分からない」と感じている人のために、今回はワインをギフトに選ぶ際のポイントをいくつか紹介します。

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ワインがギフトにぴったりな理由

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最初に、ワインがギフトに適している理由から見ていきましょう。

ワインギフトには特別感がある

日ごろはビールやチューハイという人でも、休日やちょっと特別な日にはワインという人は多いのではないでしょうか? そんなワインは、ハレの日のギフトにぴったり。家族や友人など身近な人へのプレゼントとしてはもちろん、お世話になっている人への贈答品としても活躍します。自分で購入するには少し手を出しにくい価格帯のワインをプレゼントすれば、とくにお酒を嗜む人には喜ばれるはず。

また、ワインの種類は豊富なので、贈る際にほかの人と被りにくく、相手にとって「初めて」の銘柄をプレゼントしやすいともいえます。

ワインにはボトルやラベルがおしゃれで素敵なものが多い

小首をかしげる猫型のボトルや陶器製ボトル、有名アーティストの楽曲タイトルをプリントしたラベルや、全体的にシンプルでスタイリッシュに統一されたものなど、ワインには見た目が素敵なものがたくさんあります。

インテリアにも馴染む美しいボトルデザインのワインは、飲んだあとにも飾ってたのしめるのがポイント。またラベルは剥がして保存できるので、オシャレなラベルを収集している愛好家にプレゼントすれば喜ばれるでしょう。

ワインギフトを選ぶときのポイント

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ここでは、ワインギフトを選ぶ際のポイントを確認しましょう。

相手の好みに合わせる

ワインをギフトに選ぶ際は、当然ながら相手がワイン好きというのが前提です。そして、相手が好きなワインのタイプに合わせるのがベター。「シャンパンが好き」「辛口の白ワインが好み」などざっくりとした嗜好がわかれば、相手の好みに合わないものを避けることができます。

とくに好みがなさそうな場合は、赤ワインと白ワインがセットになったギフトボックスを贈るという選択肢もあります。

近年はロゼワインやオレンジワインも注目されているので、人気のワインを贈ってもよいでしょう。また前述したように、ラベルやボトルのデザインで選ぶのも一案です。

迷ったらシャンパンなど「泡」タイプを選択

「赤」「白」「泡」とワインにはいくつかの種類がありますが、なかでも「シャンパン」や「スパークリングワイン」は飲みやすく、苦手な人が少ないといわれています。

ただし、甘口の泡は苦手という人も多いため、悩んだ際は辛口を選んだほうが無難です。ラベルに、フランス語の「Brut(ブリュット)」やイタリア語の「Pas Dose(パス・ドセ)」と書かれていれば辛口。またスペイン産の「カヴァ」は辛口タイプが多いので覚えておくと役立つでしょう。

伝統国から選ぶ

ワインの生産国は、大きく以下の2つに分けることができます。

◇旧世界ワイン
ワイン造りの歴史が古い国で造られたワイン:フランス、イタリア、ドイツなど。
◇新世界ワイン
ワイン造りの歴史が比較的新しい国で造られたワイン:アメリカ、チリ、オーストラリアなど。

一般的に、旧世界ワインは「フォーマルな王道のワイン」、新世界ワインは「入手しやすいカジュアルなワイン」というイメージがあるため、ギフトには伝統的な旧世界ワインから選ぶのがベター。

ただし、新世界ワインでも日本ワインやタスマニアワインなど高品質で希少価値の高いワインが注目されているので、ケースバイケースです。

専門店で購入する

「ワインはウイスキーなどの蒸溜酒に比べて劣化が心配」と考える人もいるでしょう。せっかくのギフトに、保管状態が悪くて品質が保証できないワインは選びたくないもの。しかし、ワイン専門店で購入すれば、その心配は不要です。専門店では気温や湿度、日光の差し方などを常に考え、大切に保管されています。

もちろん、ワインに詳しいスタッフに相談して銘柄を選べるのもメリット。相手の好みを伝えれば、よりよい銘柄を提案してくれるでしょう。

ワインギフトを選ぶ際はここに注意

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ワイン選びの際に押さえておきたい注意点をチェックしましょう。

ワインの価格帯が安すぎる、または高すぎるものはNG

ワインの価格帯は5,000円以下のものから何万、何十万円もするものまで多様。ギフトにするなら、安すぎるのも高すぎるのもよくありません。以下を目安に、贈る相手との関係性やシーンに合わせて選ぶことをおすすめします。

◇3,000円前後
友人の誕生祝いや引越し祝い、同僚へのお礼など
◇5,000円前後
お世話になっている人へのお中元やお歳暮、家族の記念日、父の日や母の日など
◇10,000円前後
家族や親戚の結婚祝い、成人祝い、開店開業祝いなど

オーガニックにこだわりすぎない

近年は「自然派ワイン」や「ビオワイン」と書かれた「オーガニックワイン」も人気です。オーガニック農法で栽培されたブドウを使い、人と環境にやさしい製法で造られたワインは、「農薬や化学物質の使用量が少ないため安心して飲める」と評判ですが、なかには「ビオ臭」と呼ばれる独特な香りを放つものもあります。とくに香りにこだわりがある人に贈る際は注意が必要です。

10年以上のヴィンテージは避けたほうが無難

生産年の天候や条件によって異なる味わいを持ち、お祝いにもぴったりのヴィンテージワイン。しかしどんなシーンにも熟成期間の長いワインが合うとは限りません。

どっしりとした独特の味わいがある通好みのヴィンテージものを、飲み慣れていない人に贈っても喜ばれない可能性も。あまり古すぎるものだと、コルクが開栓できないことも考えられます。

特別な理由がない限り、10年以上のヴィンテージワインは避けたほうがよいでしょう。



種類豊富で選ぶのに迷いがちなワインギフトも、紹介したポイントを押さえれば、選びやすくなります。ラッピングアイテムやメッセージカードも用意して、世界にひとつだけの特別なワインギフトを贈ってみませんか。

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