【3級 vol.9】ビア検(日本ビール検定)の過去問に挑戦! 回答と解説編
ビア検(日本ビール検定)の過去問題はいかがでしたか? 回答と解説で検定に備えるとともにビールの知識を深めてくださいね。
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問1 ビールの製造工程
問題
ビールの仕込工程において、粉砕された麦芽と温水を混ぜ合わせてつくられる「おかゆ」状のものを何というか、次の選択肢より選べ。(2014年)
(a)モルトエキス
(b)モルトペースト
(c)ブルッフバーレイワイン
(d)マイシェ
正解
(d)マイシェ
解説
粉砕された麦芽は、仕込槽や仕込釜に温水とともに入れられ、「マイシェ」と呼ばれるおかゆ状になります。最初は麦芽も固形物として認識できますが、攪拌(かくはん)しながら適切な温度に保つことで、デンプンとタンパク質が分解されて、液状になっていきます。
問2 ビール酵母について
問題
ビールにとって好ましい性質の酵母だけを確保するための方法である「酵母の純粋培養法」を発明した人物を、次の選択肢より選べ。(2015年)
(a)エミール・クリスチャン・ハンゼン
(b)カール・フォン・リンデ
(c)ジェームス・バーバーストック
(d)ルイ・パスツール
正解
(a)エミール・クリスチャン・ハンゼン
解説
1883年、デンマークのカールスバーグ研究所でエミール・クリスチャン・ハンゼンにより発明されました。「冷凍機」「定温殺菌法」とともに近代ビールの三大発明としてビールの品質向上と生産力拡大に繋がりました。
問3 ビールと健康
問題
おいしいビールを楽しく飲んで健康に過ごすには「適正飲酒」の実践が重要である。アルコール健康医学協会のまとめた「適正飲酒の10か条」に含まれない標語を次の選択肢より選べ。
(2012年)
(a)強い酒 薄めて飲むのがオススメです
(b)少しなら 毎日飲んでも 大丈夫
(c)許さない 他人への無理強い・イッキ飲み
(d)飲まないで 妊娠中と授乳期は
正解
(b)少しなら 毎日飲んでも 大丈夫
解説
公益社団法人アルコール健康医学協会で、お酒の適正な飲み方・マナーなどをまとめたのが「適正飲酒の10か条」です。その他、未成年者飲酒禁止法や道路交通法において、飲酒の規制が法律で定められています。この10か条では、休肝日を週に2日つくることを推奨しています。