【3級 vol.2】ビア検(日本ビール検定)の過去問に挑戦! 回答と解説編
ビア検(日本ビール検定)の過去問題はいかがでしたか? 回答と解説で検定に備えるとともにビールの知識を深めてくださいね。
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問1 ビールとピラミッドの関係
問題
エジプトで「ビールがピラミッドをつくった」といわれる理由として最も適切なものを、次の選択肢より選べ。(2016年)
(a)ビールの税金で建設されたから
(b)ビール好きの国王が建設を命じたから
(c)労働者の疲労回復飲料としてビールが配給されたから
(d)石を運ぶ丸太の潤滑剤にビールが使われたから
正解
(c)労働者の疲労回復飲料としてビールが配給されたから
解説
ろ過技術の未熟な古代のビールは、麦由来の糖類、酵母のビタミンやミネラルなどがたっぷり含まれており、疲労回復飲料の役割もありました。そのため、ピラミッド建造の労働者にも配給されていました。
問2 日本初の地ビール会社
問題
1994年の酒税法改定をうけ小規模ビール醸造が可能になった。当年12月に日本初の地ビール会社が2社誕生したが、その2社はオホーツクビールとどこか、次の選択肢より選べ。(2013年)
(a)ヤッホーブルーイング
(b)銀河高原ビール
(c)サンクトガーレン
(d)エチゴビール
正解
(d)エチゴビール
解説
1994(平成6)年、ビールの製造免許に必要な年間最低製造量が2,000KLから60KLに引き下げられ、その後小規模な醸造所が数多く生まれました。
この解禁によって最初に誕生したのが、オホーツクビール(株)〔北海道北見市〕、エチゴビール(株)〔新潟県新潟市〕です。
問3 ビアスタイルの誕生
問題
18世紀末にイギリスから海外に輸送する際、品質劣化を防ぐため、アルコール度数を高め、ホップ使用量を増やしたビールを、次の選択肢より選べ。
(a)アイリッシュエール
(b)インディアペールエール
(c)バーレイワイン
(d)ポーター
正解
(b)インディアペールエール
解説
3級では、類似問題が数多く出題されています。
強い苦味とアルコール感が特徴の色の淡いエールです。大航海時代にイギリスからインドへビールを輸送する際、ビールが腐らないようにと防腐効果のあるホップを大量に使用したのが始まりです。
インディアペールエール(India Pale Ale)は、IPAと略されることが多くあります。