ワイン文化、何からどう学ぶ?
ワイン文化を学びたいと思いながらも、何から始めればよいかわからない。そんなワイン初心者も多いのではないでしょうか。ここでは、ワイン文化の勉強方法やポイント、ワイン関連の資格や関連団体など、これからワイン文化を学ぶためのヒントとなる情報を紹介します。
- 更新日:
ワイン文化の勉強方法とは?
Africa Studio / Shutterstock.com
ワイン文化の勉強方法1:独学で勉強する
手軽なワイン文化の勉強方法として、まず挙げられるのは独学です。ワイン文化についての書籍も多く、現在ではインターネット上でも多くの情報を得ることができます。
独学は、費用があまりかからず、好きなときにできるというメリットがあります。一方で、初心者は何から始めればよいかわからなかったり、効率的な勉強方法がわからなかったりすることもあるかもしれません。
ワイン文化の勉強方法2:通信講座を利用する
在宅で効率的にワイン文化を勉強するためには、通信講座を利用するという方法もあります。
定期的に送られてくるテキストや課題に沿って勉強を進めていく通信講座なら、何から始めればよいか迷うこともなく、効率よく知識を身につけることができるでしょう。
ワイン文化の勉強方法3:ワインスクールに通う
ワインやワイン文化について、より本格的に学びたい人は、ワインスクールに通うのもひとつの方法です。
ワインについての知識が得られるだけでなく、ワインを学ぼうとする人々との輪を広げることができるのも、ワインスクールの魅力です。
ワイン文化はここがポイント
Oleksandr Panov / Shutterstock.com
ワイン文化のポイント1:銘柄・産地
ワイン文化を学ぶにあたり、まず知っておきたいことのひとつが産地ごとの代表銘柄です。ワインの銘柄は、「シャブリ」や「ボージョレ」のように地名に由来するものもあれば、ブドウの品種名、あるいは製造元やブランド名を冠したものなど多種多様。ワインの知識を深めるためには、どの国・地域にどんな銘柄があり、それぞれがどんな特徴を持つワインなのかを学ぶ必要があります。
ワイン文化のポイント2:ブドウの品種
ブドウの品種も、ワイン文化の重要な要素です。ワインには多種多様な品種のブドウが使用され、どんな品種を用いるかによってワインの味わいは大きく異なります。代表的な黒ブドウと白ブドウの品種や特徴、栽培されている地域なども知っておきたいものです。
ワイン文化のポイント3:醸造方法
ワインには、赤・白・ロゼ・スパークリングといった種類があり、それぞれ醸造方法が異なります。基本的な醸造方法はもちろん、地域や生産者による醸造方法の違いも知っておきたい内容です。
ワイン文化のポイント4:テイスティング・マナー
ワインの味見をすることを「テイスティング」と呼びますが、その作法やマナーも重要なワイン文化のひとつ。テイスティングに限らず、レストランやパーティーなどでワインをたのしむ際に、マナーに沿った振る舞いができるよう、勉強しておきたいものです。
ワイン文化への理解を深める資格いろいろ
Africa Studio / Shutterstock.com
ワイン文化を身につけるなら資格取得への挑戦も
ワイン文化を身につけるうえで、資格取得を目標にすると、勉強にも励みが出るというもの。日本で取得可能な代表的なワイン資格を紹介しましょう。
【ソムリエ/ワインエキスパート】
一般社団法人日本ソムリエ協会(J.S.A.)が認定する「ソムリエ」は、ワインを中心とする酒類、飲料、食全般の専門的な知識やテイスティング能力を持つ者を認定する呼称資格で、受験には、飲食店などにおける一定期間の職務経験が必要です。
一方、同じくJ.S.A.が認定する「ワインエキスパート」は、「ソムリエ」と同様の知識が求められますが、職務経験は必要とされません。
認定試験の詳細はこちら
【ソムリエインストラクター】
「ソムリエインストラクター」は、日本インストラクター技術協会(JIA)が主催、認定を行う資格です。ワインの種類はもちろん、ワインと料理の組み合わせや仕入れ、保管、管理まで幅広い知識を持つ者を認定します。
認定試験の詳細はこちら
【ワインコンシェルジュ】
「ワインコンシェルジュ」は、日本安全食料料理協会(JSFCA)が主催、認定を行う資格です。ブドウの品種やワインの歴史、格付けなどワインの基本的な知識を持つことを認定します。
認定試験の詳細はこちら
ワイン文化の普及・振興をめざす日本の団体
olgakimphoto / Shutterstock.com
ワイン文化の普及・振興に貢献する、さまざまな団体
日本のワイン文化の発展を語るうえで、欠かすことができないのが、ワインやワイン文化の普及・振興に寄与してきた団体の取り組みです。いくつか主要な団体を紹介しましょう。
【日本ソムリエ協会(J.S.A.)】
ワイン文化の普及・振興をめざす日本の団体のなかでも、長い歴史を持つのが、一般社団法人日本ソムリエ協会(J.S.A.)です。1969年に発足して以来、半世紀以上にわたり、ワインの普及啓発や、ソムリエをはじめとした資格認定制度の運営など、幅広い活動を行っています。
一般社団法人日本ソムリエ協会
公式サイトはこちら
【日本ワイナリー協会】
日本ワイナリー協会は、1974年に国内のワイン製造業者の有志15社で発足した団体です。現在では、会員は90社、団体会員は5団体120社、準会員は2社に。業界の発展と会員の親睦を目的として活動しています。
日本ワイナリー協会
公式サイトはこちら
【日本のワインを愛する会】
一般社団法人日本ワイン協会が組織する「日本ワインを愛する会」は、2003年に発足し、日本におけるワイン造りの発展・普及に寄与してきた団体です。2018年には名称を「日本のワインを愛する会」に変更し、辰巳琢郎氏を会長として活動を続けています。
日本のワインを愛する会
公式サイトはこちら
ワイン文化を学ぶことは、私たちの生活に潤いを与えてくれることでしょう。自分に合った勉強方法で、知識を深めていきたいですね。