ニュージーランドワインの歴史とおすすめワイン4選
ニュージーランドのワインは歴史が浅いものの、近年、ワイン通の間で注目度が高まっています。フランスやイタリアのワインに比べて流通量が多くないにも関わらず、ニュージーランドのワインが世界から高く評価されているのには理由があります。そんなニュージーランドのワインの歴史や魅力を紹介します。
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ニュージーランドワインの歴史がスタートしたのは19世紀
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ニュージーランドワインの歴史にはキリスト教の影響が
ニュージーランドにおけるワイン造りの歴史は、フランスやイタリアをはじめとするヨーロッパのワインと同様に、キリスト教の影響を大きく受けています。
ニュージーランドにキリスト教が伝わったのは、イギリスの探検家ジェームズ・クックによる初上陸から約半世紀後の1814年とされています。それから間もない1819年、イギリス人宣教師サミュエル・マースデンが、ニュージーランドの北島にブドウの木を植えたのが、その起源とされています。
北島から全土に広がったニュージーランドのワイン造り
実際にワイン造りがスタートしたのは、ニュージーランドがイギリス植民地から自治領となった1852年のこと(諸説あり)。北島からスタートしたワイン造りは南島も含め全土に広がり、1900年代の初めには、有力なワイナリーも登場します。さらに1970年代になると、オーストラリアの大手資本が進出し、近代的なワイン造りが一気に加速しました。
ニュージーランドワインの歴史を彩るブドウ品種
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ニュージーランドワインの品質を支えるブドウの品質
ニュージーランドのワインが世界で評価される理由のひとつに、この地で収穫されるブドウの質の高さがあります。
ニュージーランドは、肥沃な大地に加え、寒暖差の大きさ、夏の日照時間の長さなど、ブドウを育てるための好条件が揃っています。このため、世界各国のワイン醸造家がこの地へ移住し、ワイン造りに励んでいます。
ニュージーランドのブドウの約5割を占めるソーヴィニヨン・ブラン
ニュージーランドの国土は南北に長く、地域によって気候に差があるため、生産されるブドウ品種は多種多様です。なかでも有名なのがソーヴィニヨン・ブランで、白ブドウの約70%、ブドウ全体でも約50%を占めるほど。これに続くのがシャルドネやピノ・グリ(ピノ・グリージョ)です。
赤ワイン用の黒ブドウでは、ピノ・ノワールが半分近くを占め、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンと続きます。
ニュージーランドワインの歴史に残る、オススメワイン4選!
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ニュージーランドワインの歴史を彩るワイン銘柄
ニュージーランドのワイン造りの歴史はまだ150年ほどですが、世界のワイン史にその名を刻む名品が揃っています。なかでも代表的な4つのワイナリーを紹介しましょう。
【クラウディ・ベイ ソーヴィニヨン・ブラン】
ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランの実力を世界に知らしめたワイン。現在も揺るぎない地位を保っています。
このワイナリーでは、近代化された醸造設備と昔からの伝統的技法を併用していて、ソーヴィニヨン・ブランに限らず、どの品種のブドウでも上質なワインを造っています。
【アタ・ランギ クレイグホール シャルドネ】
漫画「神の雫」にも登場したワイナリー、アタ・ランギは、ピノ・ノワールが有名ですが、シャルドネもおすすめ。
「ニュージーランドでトップのシャルドネ」とも言われているように、フルボディでありながらも、それを感じさせないミネラルと酸のバランスがたのしめます。
【グレイストーン ピノ・ノワール】
ニュージーランド南島最大の都市、クライストチャーチから北へ車で約40分の地にあるワイン産地、ワイパラを代表するワイナリーがグレイストーンです。
石灰岩質土壌由来のミネラル豊富な地に、世界の有名ワイナリーから一流のスキルを持った人達を集めて、自然派農法でハイレベルなワインを造り上げています。
【クリアヴュー シー・レッド】
マールボロに次ぐニュージーランド第二のワイン産地、ホークスベイ地方を代表するワイナリーのひとつがクリアヴュー。
「シー・レッド」はニュージーランドのワイン通にも人気を誇る、デザートワインで、酒精強化ワインのため、デザートワインなのにアルコール分が17%もあるのが特徴です。飽きの来ない甘さとすっきりした後味は、食後のひとときを大いに盛り上げてくれます。
ニュージーランドは、イタリアやフランスなどと比べるとワインの歴史は浅いものの、ブドウ栽培に適した環境ゆえに、世界中からワイン生産者が移住し、レベルの高いワインが生産されています。注目されているニュージーランドのワインを飲んで、ワインの新たな魅力を発見しましょう。