ビール大好き国!世界で見るビールの消費量、日本は何位?
最近は、ハイボールやレモンサワーなどが人気のようですが、始めの一杯はビール、という人がまだまだ多いのではないでしょうか? ビール好きの日本人ですが、世界と比べてどのくらいのビール好きなのか調べてみました。
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ビール好きが多い国はどこ?
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日本以外にもビール好きな国民は多いようで、世界の総消費量は約1億8672万キロリットル。東京ドーム151杯分(1杯約124万キロリットル)!!でも、これ、前年に比べ0.2%のマイナスなのだそうです(2017年データ/キリンビール大学より)。
地域別でいうとアジア地区がダントツの1位で33.7%!世界のビールの3分の1以上がアジアで消費されているんですね。国別では人口が多いこともあり中国が15年連続で1位ですが、前年比3.9%マイナスなため、世界の総消費量にも影響を与えています。ちなみに、日本は11年連続で7位です。最近の傾向としては、アフリカが消費量を7年連続で増やしています。
ビールをたくさん飲む人が多い国は?
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上記のビール消費量は、地域や国全体の消費量です。では、1人当たりのビール消費量が多い国はどこでしょうか?
1位は年間523杯(183リットル/1杯当り約350ミリリットルとして)でダントツ1位のチェコ。25年連続の1位!さすがピルスナー発祥の地です。ホップが効いたキレのよいピルスナーは飲みやすいうえ、食事にも合わせやすいため1回に飲む量が多くなっているのでしょうか。
2位はオーストリアで303杯(107リットル)。世界最大級のビールイベント「オクトーバーフェスト」が行われる本場ドイツは286杯(100リットル)で3位でした。
ビール大国といわれるアメリカは214杯(74リットル)という結果。意外に1人当たりの消費量は多くないんですね。
ちなみに、日本はというと40.1リットル。350ml缶でいうと約115本という結果。普段の食事にビールが不可欠なドイツなどに比べるとかなり差がつく結果になりますね。
ビールをたくさん生産している国は?
生産量1位もダントツで中国。2位はアメリカ、3位ブラジル、4位メキシコ。そしてドイツが5位。6位はロシア。アジア地区は生産量も本場ヨーロッパを抜いて9年連続の1位です。
中国の生産量が落ち込むなか、ベトナム、インド、フィリピンのビール生産量がアップしたため1位をキープ。亜熱帯気候が多いアジア地区は、喉を潤すのにビールが手軽で人気なのかもしれません。また、近年、日本はもとより、ベトナム、インドネシア、台湾などでクラフトビール造りが盛んで、人気を呼んでいるのにも注目です。
世界のビール生産量は10年前と比べると約984万キロリットル増加しています。生産量の増加した上位をみると、増加量ではブラジルが1位。ベトナムが2位、インドが3位と続きます。
国別生産量順で、ベトナムは25位から9位に、ナイジェリアが28位から13位、インドが33位から15位、フランスが23位から19位へと順位が上昇しています。ビールへの関心が高まっている国がわかりますね。
参照サイト
「キリンビール大学」ビール消費量/生産量 2010~2017
https://www.kirin.co.jp/entertainment/daigaku/ECN/ecn/no5/