ワインセラーがない時は冷蔵庫で保管するのはあり? なし?
ワインは常に熟成の延長上にあるため、保管する時にはいろいろ気をつけなければなりません。ワインセラーがない場合、冷蔵庫で保管する方も多いのではないでしょうか。でも冷蔵庫での保管、じつはワインが劣化してしまうおそれがあります。
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冷蔵庫で保管するとワインは劣化するってほんと?
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ワインにとって最適な環境の条件は、温度が一定で涼しいこと、光がないこと、高湿度であること、振動がないこと、周囲ににおいの強いものがないことがあげられます。冷蔵庫は毎日開け閉めするため、温度変化や振動があります。また、コルクを通して食品の匂いが移ってしまうこともあります。デイリーワインを短期間保存する程度なら構いませんが、熟成タイプの高級ワインをたのしむなら、やはりワインセラーで保管するのが理想です。
ワインセラーがない時の保管方法
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とはいえ、「ワインセラーを置く余裕がない!」という方は、できるだけワインセラーに近い状態を造りましょう。理想の温度は13度~15度です。まずはワインボトルを新聞紙などで包み、光を遮断します。乾燥しないようにコルクまで全体を包みます。キャップシールの部分をラップで巻き、輪ゴムなどで留めるとさらに安心です。
夏場は冷蔵庫の野菜室が「温度が高過ぎず低過ぎず」比較的おすすめです。もしくは床下や押し入れなど、涼しくて日の光が入らない場所に横に寝かせて保管します。
冬場はリビングや寝室は避けて、暖房が効いていない場所を選んでください。ただ、気温が低すぎると低温で果実味が抜けてしまうおそれがあるので、気を付けましょう。
日本は四季による違いが大きいので、季節ごとに最適な保管場所をみつけることが重要です。
開封後のワインの保存は冷蔵庫へ
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開封してしまったボトルワインは1週間以内に飲み切りましょう。保存する上で大切なことは、できるだけ空気に触れさせないことです。飲みかけのワインは、主に以下3つの方法で密封して、冷蔵庫で保存します。
1 空気を抜いて、真空に近い状態にする
2 ボトル内に窒素ガスを注入し、中の空気を抜く
3 小さな瓶に移し替えて、空気に触れる空間を減らす
できるだけ空気を遮断したら、冷蔵庫に立てて保存します。味わいが大きく変わらないのは大体3日以内。せっかくのワイン、飲みごろを逃さずたのしんでくださいね。