愛知のビール【一宮ブルワリー】4坪のビール工房で地元の味を復活
「一宮ブルワリー」は、愛知県一宮市にある、わずか4坪の小さな地ビール工房。かつて人気を集めた地ビールの歴史を受け継ぐ「一宮ブルワリー」の地ビールは、地域のコミュニティスポットで味わうことができます。そんな「一宮ブルワリー」の魅力を紹介します。
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「一宮ブルワリー」のルーツは「尾張ビール」
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「一宮ブルワリー」は、愛知県一宮市のNPO法人「志民連いちのみや」が運営する地ビール工房です。愛知県には明治時代から続く地ビール造りの歴史があり、「一宮ブルワリー」では、その歴史を受け継ぐ形でビール造りを行っています。
「一宮ブルワリー」のルーツは、かつてこの地で製造され、高い完成度で人気を集めていた「尾張ビール」です。その歴史は2006年に幕を閉じましたが、「地元で人気のビールを復活させたい」という情熱のもと、醸造責任者と志民連いちのみやが協力して、2011年に「一宮ブルワリー」として復活しました。
わずか4坪の小さな醸造所でコツコツと造られる一宮ブルワリーの地ビールは、一宮でしか味わえないプレミアムなビールとして、地域の人々に愛されるとともに、県外からも注目を集めています。日本最小ともいわれるビール工房は、いまや貴重な地域資源として、一宮市の活性化に貢献しているのです。
「一宮ブルワリー」は、コミュニティスポットで飲むからうまい
出典:com-cafe三八屋サイト
「一宮ブルワリー」のビールは、小さな工房で造られたあと、併設された「com-cafe三八屋」で提供されます。「com-cafe三八屋」は志民連いちのみやが運営する、低価格で誰でも気軽に利用できるアットホームなコミュニティカフェです。
地元の人たちは、ランチタイムやディナータイムに憩いを求めて「com-cafe三八屋」に集い、「一宮ブルワリー」で造られたばかりのビールを味わいます。おいしいビールを片手にテーブルを囲んで語り合う時間は、格別なものでしょう。
「com-cafe三八屋」は、地域の憩いの場にふさわしく、内装も木の温もりを大事にした町屋風。高い吹き抜け天井ならではの開放感のある空間です。カフェスペースの奥にはバーカウンターがあるなど、さまざまなたのしみ方ができるスペースです。
「一宮ブルワリー」の地ビールは飲み口やわらかく個性的
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「一宮ブルワリー」でたのしめる定番のビアスタイルは、ヴァイツェンやタータンエール、ゴールデンエールなど。異なるスタイルのなかから、好みやそのときの気分に応じて選びましょう。
ヴァイツェンは、バナナのようなフレーバーと白く濁った色が特徴のドイツビール。タータンエールは、ぶどうに似た香りを放つブラウンビール。そしてゴールデンエールは、甘味をおさえながらもフルーティでまろやかな味わいに仕上がっています。
このほか「一宮ブルワリー」ならではの変わり種ビールとして「一宮珈琲スタウト」があります。「com-cafe三八屋」オリジナルブレンドの「138(いちのみや)珈琲」をフレーバーにくわえた、香ばしい黒ビールです。
さらに、時期によっては限定品のスペシャルビールがたのしめることもあり、そのラインナップはいつ飲んでも飽きがきません。
「一宮ブルワリー」の小さな敷地内で、丹精込めて造られる地ビールは、地元の人たちが集うカフェで和気あいあいとたのしむことができます。愛知に出かけた際は、一宮の気さくな風土とともに、個性的なビールを味わってください。
販売元: com-cafe三八屋
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