今夜も、お酒を、楽しく飲みたい 日本の酒景365

あなたの街の居酒屋で、隣の街の小洒落たバーで。
誰もが名を知るチェーン店から、名も無き小さな路地裏の店まで。
日本全国津々浦々、あらゆる街の、あらゆる酒場で、
毎日毎夜生まれては消えていく、
お酒がとりもつ一瞬の景色を切り取ります。

Bar 104		Rumbullion
マスターは頼れる兄貴!
明るい笑い声が響くバー

お酒のすすむ自家製料理が豊富! 自然と会話が弾むバー

緊張感に背筋が伸びるバー、静かに葉巻をくゆらすバー……バーと言っても個性はさまざま。日野駅から徒歩1分の静かな住宅街。「Bar 104 Rumbullion」へ足を踏み入れると、店外の落ち着いた雰囲気から一変。店内は、夜を楽しむ大人の活気に満ちている。

「Bar 104 Rumbullion」での時間は、お通しのコンソメスープからはじまる。スープでお腹があたたまると、リラックスして心もほぐれていく。メニューを見ると、自家製生ハム、自家製チョコなどここでしか食べられない料理が充実。お酒はもちろん食事もしっかり楽しめる、食いしん坊にはありがたいバーなのだ。

ビールの注ぎ方ひとつにも研ぎすまされた美しさ

改めて、店内を見渡す。カウンターの8席は、ほどよい距離感。棚にはスコッチやラムを中心に400種類以上の品揃え。国内外のクラフトビールも20種類以上。まずは、クラフトビールで爽快にいきたい。

▲ スタンダードから珍しいものまで揃うお酒。「こんな感じの…」と好みや希望を伝えるとおすすめを出してくれる。

常連さんのひとりが「マスターにお酒をすすめられるうちに、お酒好きになっていく人が多いんですよ」と教えてくれた。「ビールはそんなに好きじゃなかったのに、友人に連れられてここに来てから、ビールにハマったんです」というお客さんも。そんなマスター・佐藤伸一さんの最近のおすすめは、J-CRAFTシリーズ。夏に一番人気だったという、スッキリとした「J-CRAFT 爽快のヴァイツェン」をオーダー。

▲ お店で一番人気の「J-CRAFT 爽快のヴァイツェン」は売り切れることも。

バーテンダーの雨宮さんは、繊細な手つきで瓶からビールを注ぐ。ふっくらとキメの細かい泡が、グラスにふんわり乗って見るからに美味しそう!
いきいきとした炭酸が特徴の「J-CRAFT 香爽のフルーティホワイト」は、キンキンに冷やして、絶妙な泡に仕上げてくれた。そのお酒の一番美味しい状態で提供するために、温度や注ぎ方ひとつに手を抜かない。

▲ グラスに注ぐと華やかな香りがたつ「J-CRAFT 爽香のフルーティホワイト」。

おつまみは、自家製牛生ハムと国産牛肉のビーフジャーキーを。もともと料理をつくるのが好きだったという佐藤さんの料理は「どれも外れなし!」と常連さんが太鼓判を押すほど。

▲ 凝縮された旨味がビールにぴったりの「国産牛肉のビーフジャーキー」。

アンチョビバターのフライドポテトにはバランスのいい「J-CRAFT 芳醇のペールエール」を合わせてみる。もちろんビールとポテトは鉄板のコンビネーションだが、アンチョビのしょっぱさに香ばしいバターが加わって、ビールがとまらない!

▲ 「J-CAFTシリーズは、香りもいいし味も美味しいです。自信をもっておすすめできますよ」とマスター佐藤さん。

▲ アンチョビの塩気がきいたフライドポテトは、お店で人気のおつまみ。

生地から手づくりしているというピザ マルゲリータも、ぜひ食べてみてほしい。フワッとした薄めの生地にチーズや手づくりのバジルペーストがたっぷり。味わいの深い「J-CRAFT 豊香のルビーエール」を合わせたらチーズの旨味とマッチする。食事に合わせてぴったりのお酒を出してくれるから、スタッフにおまかせしてゆったりと楽しもう。

▲ 「ピザ マルゲリータ」生地が薄めなので、夜遅い時間でも軽く食べられる。

マスターは兄貴? 父親!?
腹を割ってしっかり話せる

料理をしっかり堪能したい人、マスターやバーテンダーと会話を楽しみに来る人など、常連さんもさまざま。お店をオープンする前は拝島で11年ほどバーテンダーをしていたという佐藤さん。当時からその人柄で、幅広い年齢のお客さんから親しまれていたそう。なかには、拝島時代からの常連で、バーが移ってから日野に来るようになり、街が気に入って引っ越してきたという人も。

▲「人が集まる楽しい場所にしたいですね」とマスターの佐藤さん。

誰もが口を揃えて言うのは、マスターは「腹を割って本音で話せる」人だということ。「時には厳しくダメだしされるし、喧嘩したこともありますよ!」と教えてくれた人もいた。気取らない雰囲気で、冗談を言いながらも本気で話を聞いていつも本音で接してくれる。お客さんにとっては、頼れる兄貴のような存在なのだ。

▲「マスターのおすすめは間違いないので、信用してまかせていますよ」と毎週通う10年来の常連さん。

凹んでた気持ちのモヤモヤも吹飛ばして、
元気になって帰れる

今年で2年目という「Bar 104 Rumbullion」。Rumbullion(ランバリオン)は、ラムの語源になったという古い言葉。高揚する、テンションが上がる、楽しくて元気になるといった意味を持つのだとか。活気ある会話が飛び交い、明るく陽気な雰囲気の、まさに今のお店そのものを表わしているようだ。

▲ 「最初の一杯目でJ-CRAFTを飲むことが増えましたね。フレッシュさがお気に入りです」半年前から通っているというお客さん。

美味しい料理とお酒、気のゆるせるマスターとの会話で元気になれる。ちょっと凹んだ日だったら、マスターに喝を入れてもらいに行くのもいい。近くにそんなバーがあったら幸せだろうと、日野に住む人たちが少しうらやましく感じた。

▲ J-CRAFTシリーズは、左から「J-CRAFT 豊香のルビーエール」「J-CRAFT 芳醇のペールエール」「J-CRAFT 爽快のヴァイツェン」「J-CRAFT 香爽のフルーティホワイト」4種類のラインナップ。

  • 『J-CRAFT』

    爽快のヴァイツェン
    IWATE SAWAUCHI

    300ml 銀河高原ビール

  • 『J-CRAFT』

    香爽のフルーティホワイト
    GOTEMBA

    330ml DHCビール

  • 『J-CRAFT』

    芳醇のペールエール
    IZU SHUZENJI

    330ml ベアードブルーイング

  • 『J-CRAFT』

    豊香のルビーエール
    KYOTO FUSHIMI

    330ml 黄桜

今回訪ねたお店

Bar 104 Rumbullion

東京都日野市大坂上1-30-20
松野ビルB1F

042-843-1813

18:00~翌2:00(L.O. 翌1:30)

定休日:不定休