あなたの街の居酒屋で、隣の街の小洒落たバーで。
誰もが名を知るチェーン店から、名も無き小さな路地裏の店まで。
日本全国津々浦々、あらゆる街の、あらゆる酒場で、
毎日毎夜生まれては消えていく、
お酒がとりもつ一瞬の景色を切り取ります。
▲ 心地よい酸味でキレのある辛口「セグラヴューダス ブルート レゼルバ」は、デイリーでも楽しめる一本。
商業施設や飲食店の多い大森駅。 大森貝塚 など歴史ある場所もあり、新旧が混ざりあった雰囲気の町並みだ。駅近の商業ビルの地下にある「 鉄板酒房 森 」は、いつも地元住民で賑わっている。
「この近辺の人って、お肉関係の仕事に就いてる人が多いんですよ」と教えてくれたのは店長の樋口さん。「鉄板酒房 森」は、そんな肉通の人たちの舌を満足させてきた店でもあるのだ。素材は、A5ランクの国産和牛や、築地から仕入れた新鮮魚介。職人が腕によりをかけ、申し分ない上質の素材でつくる料理に期待が高まる。
▲ 焼いてから2〜3日置くことで、旨みの増したローストビーフ。
鉄板焼きの主役といえばお肉。まずはお店いちおしのローストビーフをいただく。いちばん霜降りが入った牛のお尻、“いちぼ”という部分だけを使っているそう。いちぼのやわらかい肉質が、口の中でとろりととろける。
岩塩をピリッときかせたローストビーフには、スペイン産のスパークリングワイン「 セグラヴューダス ブルート レゼルバ エレダード 」。しっかりとした力強いコクがあり、肉料理によく合う。ボトルのデザインにも高級感と個性があり、記念日に頼んだらぜったいに外さない一本だ。
▲ 旬の野菜を塩でシンプルに味付けて、特製ソースをかけていただく。
もちろん、野菜や魚介にも合わせやすい。焼き野菜のなかでも原木で育ったシイタケは、肉厚で美味しく旨みも強い。大きなアスパラやかぼちゃも塩でシンプルに味付けて、特製ソースをかけていただく。「 セグラヴューダス ブルート レゼルバ 」は、「エレダード」より、少しスッキリ感があるので、野菜料理とぴったり。鉄板の前に立つ樋口さんの手さばきを眺め、グラスを傾けながら、焼けるのをゆっくり待つ時間もまた楽しい。
▲ 殻ごと全部食べられる「天使のエビ」は、サクサクした食感で身もふっくら。
メインは、お肉の王様サーロインステーキ。溶け出した肉の脂で、鉄板がジュウジュウと焼ける音や香りに、ますます食欲がそそられる。パプリカの粉が振られたお皿へ見栄えも良く盛りつけられて、食べる前から気分があがる一品だ。おろしたワサビや大根、ニンニクチップで変化をつけながら、極上のひとときを味わおう。
▲ サーロインは、A5ランクの松阪牛のみ使用。
▲ 「セグラヴューダス ブルート レゼルバ エレダード」は、ボトルのデザインにも高級感と個性があり、記念日に頼んだらぜったいに外さない一本だ。
ワインボトルが、きちんと並ぶ店内。目の前で職人さんがお肉を焼いてくれるスタイルの“鉄板焼き”は、高級なイメージがある。だが、「鉄板酒房 森」が人気の理由はそれだけではない。カウンターの半分は、鮮魚のショーケースになっていて、お刺身などの鮮魚も扱っているのだ。ポテトサラダや自家製ピクルスなどちょっとしたお酒のおつまみも多く、普段のちょい飲みにも使えそうな懐の深さがうれしい。
しきりを使って半個室にもできるテーブル席は、カップルの記念日や大事な接待にもうってつけ。ワインを傍らに、ゆっくりとコース料理を楽しめそう。高級感と気軽さを兼ね揃えた意外性が、お店の魅力のひとつでもある。
▲ 目の前でお肉が焼かれ、臨場感が味わえるカウンター席がおすすめ。
「鉄板酒房 森」は、2011年にオープン。「森」という店名は、精肉屋を営むオーナー、元寿司職人、鉄板焼き職人の3人が集まってできたことに由来する。現店長の樋口さんは、スタート時のメンバーではないが、他店を応援しに行くことになった鉄板焼き職人の替りにお店に入ることになったとか。特訓して覚えたという鉄板焼きの腕前も、今や誰もが認めるほど。
▲ テキパキと手際よくこなしながらも、カウンターのお客さんには、いつも笑顔だ。
「お客さんが話し込んでいるうちに、閉店時間が過ぎてもしまうこともありますが、追い出したりはしないですよ(笑)」と樋口さん。美味しいお酒に会話がはずみ、つい長居してしまうことはよくあること。許してくれる寛容さも常連客にはありがたい。自宅にいるようにゆったりした気分で、優雅に楽しむひとときが約束されている。
セグラヴューダス
ブルート レゼルバ
750ml
セグラヴューダス
ブルート レゼルバ エレダード
750ml