国内外からの注目が高まる「北海道産ワイン」 独自性にあふれ、個性輝くワイナリーの魅力に迫る <後編>

国内外からの注目が高まる「北海道産ワイン」 独自性にあふれ、個性輝くワイナリーの魅力に迫る <後編>

食の王国・北海道で、新たな名産品として注目を集めている“北海道産ワイン”。後編では、全国のワインファンの間で注目が高まる「ドメーヌ・タカヒコ」、新規就農でワイナリーを開設して3年目となる「ドメーヌ・モン」、家族経営のワイナリーとして北海道で先駆け的存在の「山﨑ワイナリー」に伺い、さまざまなお話しを伺ってきました。

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2haから始まったブドウ栽培も、今では10haに。

2haから始まったブドウ栽培も、今では10haに。

次なる目標は「よりよい農村づくり」

毎週土日のみ開店している直売店舗。母と長女のあかりさんが担当しています。

毎週土日のみ開店している直売店舗。母と長女のあかりさんが担当しています。

順調に売り上げを伸ばし、今では北海道を代表するワイナリーの一つに名を連ねる山崎ワイナリー。地元三笠市の特産品としても親しまれ、敷地内で運営する店舗には多くの人たちが買いに訪れています。
「お陰さまでワイナリーの事業は安定していますが、私たちは自分たちのワインが売れればそれでよいという考えではないんです」と話す太地さん。

「次のステップは、地域をよりよい状態にしていくこと。カフェや宿泊施設などを運営する皆さんと一緒に、遠方からも気軽に足を運んでもらえる、魅力ある農村を創りたいと思っています」。

“農村の気候風土が反映されているのがよいワイン”と語る太地さん。

「よりよい農村に変わっていけたら、私たちのワインもさらによくなり、そしてまた農村が盛り上がり・・・という好循環が生まれます。それぞれが生き生きと活動できる地域になるとうれしいですね」。

今後、三笠市にどのような農村が創られていくのか、これからの展開に期待が高まります。


山崎ワイナリー

北海道三笠市達布791-22
TEL 01267-4-4410

http://www.yamazaki-winery.co.jp/



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独自性にあふれ、個性輝くワイナリーの魅力に迫る「前編」はこちら

ライタープロフィール

阿部ちあき

日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会認定 きき酒師 日本酒・焼酎ナビゲーター公認講師
全日本ソムリエ連盟認定 ワインコーディネーター

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