焼酎なのにフルーティーで飲みやすい!女性に人気のシソ焼酎

焼酎なのにフルーティーで飲みやすい!女性に人気のシソ焼酎

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シソ(紫蘇)焼酎とはどんな味?

焼酎は、基本的に原料を限定していないお酒です。酒税法では、発芽させた穀類、果実、含糖物質(砂糖などのこと。黒糖は奄美のみ)となっています。ただし、本格焼酎を名乗る場合は原料に指定があります。

焼酎はデンプンが含まれていれば、たいていどんな原料でも造れるため、各地でその土地の名産品を原料としてバリエーション豊かな焼酎が造られています。その原料はソバ、ごま、栗、ニンジン、かぼちゃ、わかめ、昆布など様々。中でも、爽やかな風味とやさしい味わいで話題となったのがシソです。

焼酎は芋焼酎のように、しっかりとコクのある個性的な味のものが比較的多いのに対して、シソ焼酎は青々とした香りと爽やかな味わいが、とくに女性を虜にしました。

中でも有名なのが、北海道生まれの「鍛高譚(たんたかたん)」です。北海道白糠町でこの焼酎のため特別に栽培された赤シソと大雪山系を望む旭川の水を使用し、香りのよさは秀逸。

「鍛高(タンタカ)」とは、アイヌ語でカレイ科の魚のことで、タンタカには、こんなアイヌの民話があります。その昔、海が濁り魚たちが苦しんでいた時、タンタカが、長寿の海亀から「あの山の麓にどんな苦しみも癒してくれる紫の葉がある、川でも生きられるおまえが魚たちのためにその葉を採ってきてほしい」というお告げを受けます。タンタカは、勇気を出して川をさかのぼり、流れの強い瀬や滝を乗り越えて紫の葉(シソ)がある青い山の麓へ。でも葉を採ることができなくて困っていたタンタカのかわりに、森の動物たちが葉を摘み川へ落としてくれました。タンタカが持ち帰ったその葉のおかげで魚たちは元気を取り戻し、海は再び平和に。そして魚たちは、紫の葉がある青い山を「タンタカ山」と呼ぶようになり、今でも漁から戻るときに目印として大切にされています。その味わいとともに、記憶に残る名前ですね。

焼酎初心者にもおいしい飲み方

焼酎初心者にもおいしい飲み方

Maximov Denis/ Shutterstock.com

透明で清々しい香りが漂うシソ焼酎なら、初めてのロックに挑戦してもよいでしょう。氷を溶かしながら、ゆっくりと味わいます。シソの豊かな味わいが口に広がります。

「もう少しカジュアルにたのしみたい」という人には、水やソーダで割ればさらに飲みやすくなります。

ほかに、シソ焼酎とレモンやグレープフルーツなどのジュースを1対3で割ればおしゃれなカクテル風に。

おすすめは、キューバ、ハバナ発祥のモヒートをシソ焼酎でアレンジしたカクテルです。クラッシュアイスの入ったグラスにシソ焼酎を入れ、ミントの変わりにシソやレモンを入れたら、ソーダを注ぎます。爽やかでスッキリした味わいが際立ち、暑い日には清涼感いっぱいのカクテルです。

詳しくは以下のサイトもチェックしてみてください。
鍛高譚
http://www.oenon.jp/tantakatan/

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