新潟の日本酒【麒麟山(きりんざん)】飲み飽きしない辛口の酒

新潟の日本酒【麒麟山(きりんざん)】飲み飽きしない辛口の酒
出典 : 麒麟山酒造サイト

「麒麟山」の名前の由来となったのは、新潟県の阿賀町にそびえる同名の山。名峰とうたわれる山から名づけられた、自然の豊かな環境で生まれた酒です。辛口一途といわれる麒麟山が大切にする伝統と、季節のラインナップについて紹介します。

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「麒麟山」の造り手がめざす地酒のあり方

「麒麟山」の造り手がめざす地酒のあり方

出典:麒麟山酒造サイト

「麒麟山」の蔵元である麒麟山酒造は、天保14年(1843年)に創業という、200年近い歴史をもつ老舗蔵。現在は7代目当主、齋藤俊太郎氏に引き継がれています。齋藤氏は、少年時代から酒造りの職人たちに囲まれて育ち、そのころから、やがては蔵を継ぐことを予想していたといいます。

地元である新潟は、酒を飲むことをたのしみにしている人が多いことから、「毎日飲んでも飲み飽きせず、地元の人たちが一番によろこんでもらえる酒造りこそが蔵元としての使命」と感じているとのこと。そして行きついたのが、さらりと飲める辛口でリーズナブルな日本酒でした。

そんな想いで醸された「麒麟山」は、地元、新潟の人々にとって、「生活のなかになくてはならない」日本酒なのだとか。地域の人たちに、毎日をたのしみながら日本酒を飲んでほしいという蔵元の願いが、みごとに果たされているといえるでしょう。

「麒麟山」の伝統辛口が麒麟山酒造の原点

「麒麟山」の伝統辛口が麒麟山酒造の原点

出典:麒麟山酒造サイト

「麒麟山」の魅力を端的に示した言葉が「伝統の辛口」です。麒麟山の魅力は、スッキリとしたなかに、あとを引く旨味と、スッとキレていく軽快な飲み口。こうした特徴ゆえに、飲み飽きせず、季節の料理と合わせてたのしめるのが、長年にわたって愛されてきた理由です。

寒い冬は熱燗で体を温め、暑い夏は冷やして香りをたのしみながら清涼感を味わう――季節に応じて、さまざまな飲み方で、その時々の旬の料理とともに味わうことで、麒麟山はいつの間にか新潟の人々の日常に欠かせない存在になっていたのでしょう。

地元の生活に寄り添う「いつもの麒麟山」こそ、麒麟山酒造の原点にして、理想の日本酒像なのでしょう。

「麒麟山」の季節限定シリーズ

「麒麟山」の季節限定シリーズ

出典:麒麟山酒造サイト

「麒麟山」のラインナップは、その季節だけの旬な日本酒の風味を味わえます。「金環日食」をデザインした「KIRINZAN KAGAYAKI」は、6月と11月に限定発売の、フルーティな香りと贅沢な旨味が印象的な大吟醸原酒です。

10月に発売される「紅葉」は、3年以上熟成させた、口当たりと味わいが深くまろやかな熟成純米大吟醸酒。新潟の食材が旬を迎える秋にふさわしい1杯を味わえます。

新米「五百万石」で造られる「ぽたりぽたりきりんざん」は、12月発売。純米酒のふくよかさをもち、原酒の力強さを感じさせるしぼりたてのフレッシュな新酒です。

そして年を越えた2月に発売される「ぽたりぽたりきりんざん 越淡麗」は、新米「越淡麗」で造られた純米吟醸原酒生。フレッシュな旨味に加え、やわらかな甘味と香りが上品に広がります。

「おいしい日本酒を毎日飲みたい」という地元の人々の願いを叶えるため、「飲み飽きない日本酒」を追求し続けてきた麒麟山。季節の移ろいを感じながら、麒麟山の伝統の辛口を味わってみてはどうでしょうか。

製造元:麒麟山酒造株式会社
公式サイトはこちら

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