<都心から日帰りできるワイナリー> 埼玉・秩父「兎田ワイナリー」/見学後は郷土料理とのペアリングも

<都心から日帰りできるワイナリー> 埼玉・秩父「兎田ワイナリー」/見学後は郷土料理とのペアリングも

都心からほど近く、日帰り可能な秩父にある『兎田(うさぎだ)ワイナリー』。自家畑と契約農家が育てたブドウを用いてワインを醸しています。代表で醸造責任者の深田和彦(ふかた・かずひこ)さんにワイン造りについて取材した後は、郷土料理『秩父名物わらじかつ』とのペアリングもたのしむことができました。

  • 更新日:

醸造タンクはステンレスタイプ(上)と、3.5トンの容量を持つホーロータイプ(下)を併用。

微妙な温度管理ができるサーマルタンク®も活躍しています。

発酵の次は熟成。目指すワインのタイプによって、ステンレスタンクか樽がチョイスされます。ここで秩父にあるワイナリーならではの特徴が。それは樽に“ジャパニーズオーク”と呼ばれるミズナラが使用されていることです。

近くに『秩父蒸留所』というウイスキー蒸溜所があり、創業者の肥土伊知郎(あくと・いちろう)さんの名前にちなんだ『イチローズモルト』は、高い評価を受けていて入手困難なウイスキーです。
「実は肥土社長とは旧知の間柄で、ウイスキーに使用した樽を譲ってもらいワインを熟成させているんですよ」。

このようにウイスキーフレーバーをつける手法は、“ウイスキーフィニッシュ”と呼ばれています。近年オーストラリアやアメリカ・カリフォルニア州などで採用しているワイナリーはあるそうですが、日本では兎田ワイナリーがパイオニア的存在といえるでしょう。

熟成スペースのステンレスタンクの奥には、珍しいミズナラの樽が。

ワイナリーから徒歩3分の直売所で試飲が可能

直売所にあるアイテムは無料で試飲できます。

ワイナリーでは、試飲と販売を行っていません。ということで見学を終えたら、歩いて3分ほどの場所にある直売所へと移動。明るく開放的なスペースに設けられたカウンターの上には、試飲できるワインがずらりと並んでいました。

徒歩3分で直売所と『秩父うさぎだ食堂』が。左手の屋根の低い部分が直売所です。

近づくとミズナラの樽が迎えてくれます。

おすすめ情報

関連情報

ワインの基礎知識

日本ビール検定(びあけん)情報

イベント情報

おすすめ情報

Ranking ランキング

おすすめの記事