ベンチャーウイスキーが世界中のファンを魅了する理由とは?

ベンチャーウイスキーが世界中のファンを魅了する理由とは?
出典 : 株式会社ベンチャーウイスキーフェイスブック

ベンチャーウイスキーは、埼玉県秩父市に拠点を置き、肥土伊知郎(あくといちろう)氏が率いるウイスキー専業メーカーです。少量生産の強みを活かし、「イチローズモルト」を筆頭に世界中から絶賛されるボトルを次々とリリースし、熱狂的ファンの多いベンチャーウイスキーの魅力に迫ります。

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5年連続世界最高賞を獲得する実力派

「イチローズモルト」が世界から注目されるようになったのは、ウイスキー専門誌『ウイスキーマガジン』で、プレミアム・ジャパニーズウイスキー部門ゴールドメダル(最高得点)を獲得したことからでした。

その後、世界でもっとも権威のあるイギリスのウイスキー品評会「ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)」のジャパニーズ部門で2007~2013年まで世界最優秀賞を7年連続受賞。勢いは止まらず、2017年からは5年連続で世界最高賞を受賞し、世界一の座をキープし続けています。

なお、2021年の世界最高賞受賞ボトルは、「イチローズモルト&グレーン ジャパニーズブレンデッドウイスキー リミテッドエディション2021」。500本限定、1本198,000円(税込)で販売されましたが、すでにプレミアつきで入手は極めて困難となっています。

「イチローズモルト」は手間隙かけて造られるウイスキー

「イチローズモルト」は、伝統的なスコットランドのウイスキー造りに敬意を払い、日本のエッセンスを取り入れながら、ていねいに造られているウイスキーです。

原料の多くにイギリス産の大麦を使用していますが、近年は秩父産の大麦も取り入れ、手間のかかるフロアモルティングにより大麦麦芽(モルト)を製造。麦芽の乾燥には、伝統的なキルン(乾燥塔)を使用しています。

マッシュタン(糖化槽)のかき回しは手作業で行い、ウォッシュバック(発酵槽)には風味を重視して管理の難しい国産ミズナラ製の木桶を採用。さらに自社製樽の製作工場を構えるなど、随所にこだわりの光るウイスキー造りが行われています。

製麦からボトリングまでの全工程を自社で行い、手間隙かけて完成する「クラフト(手造り)」ウイスキーが「イチローズモルト」なのです。

比較的入手しやすい「イチローズモルト」とは?

「イチローズモルト」にはさまざまなシリーズがありますが、どれも生産量が少なく、世界中のファンが求めるウイスキーブランドなので常に品薄状態。運よく目にすることができても、プレミアのついた高価格ボトルがほとんどです。なかなか手の届きにくい存在ですが、そのなかでも比較的入手しやすいのは、「イチローズモルト&グレーン ホワイトラベル」でしょう。

「イチローズモルト」の定番品ともいえるボトルで、木の香りや柑橘系のアロマが漂い、飲みごたえのある味わいが魅力です。ハイボールにしても、コクやさわやかな香りをたのしめます。ラベルの裏にロットナンバーが刻印されているので、ちょっとした特別感も味わえるでしょう。ロットによって風味が異なるといわれているので、いろいろと試してみたくなりますね。

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株式会社ベンチャーウイスキーフェイスブック

投機対象として争奪戦が激化

国際的なコンテストで高く評価される「イチローズモルト」の価値は、近年のジャパニーズウイスキー人気も後押しして、ますます高まっています。

2019年に香港で開催されたオークションで、「イチローズモルト カードシリーズ」計54本のセットが、約1億円相当の高額で落札されたニュースは記憶に新しいでしょう。

ちなみに「カードシリーズ」とは、1985~2000年に羽生蒸溜所で蒸溜された原酒を、2005年から2014年にかけてシングルモルトウイスキーとして販売されたシリーズもので、ラベルにトランプのカードがデザインされている印象的なボトルです。

このほかにも、ベンチャーウイスキーがリリースするボトルの多くは投機対象となっていて、世界的に争奪戦が激化しています。流通数が少ないうえ、プレミアがついて価格が高騰しているため、一般の愛好家にはさらに手の届きにくい存在となっています。

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