サワーなのに炭酸が入っていない?「ウイスキーサワー」というカクテルのたのしみ方

サワーなのに炭酸が入っていない?「ウイスキーサワー」というカクテルのたのしみ方
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「ウイスキーサワー」というと、ウイスキーを炭酸で割ったハイボールを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。しかし、じつは炭酸が入っていないカクテルなのです。今回は、ウイスキーサワーの魅力を紹介します。

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ウイスキーサワーってどんなカクテル?

ウイスキーサワーってどんなカクテル?

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サワーなのに炭酸が入っていないってほんと?

ウイスキーサワーは、ウイスキーを使ったアメリカ生まれのクラシカルなカクテルです。ベースとなるウイスキーは、バーボンやカナディアン、ジャパニーズウイスキーなどさまざま。そこへ、レモンジュース、砂糖を加え、よくシェイクして、レモンスライスとチェリーを飾れば完成です。

シュワッとした見た目とキリッとした飲み心地は格別ですが、ウイスキーサワーには、一般的に炭酸水やソーダなどは入っていません。長めにしっかりシェイクすることで、まるで炭酸水を使っているかのような気泡を作り出してたのしむ飲み物が、ウイスキーサワーなのです。

ただし、なかには仕上げに炭酸水やシャンパンなどを少量加えるレシピもあるようです。

ウイスキーサワーの「サワー」は、そもそも「炭酸」ではない

ウイスキーサワーの特徴をもう少し掘り下げてみましょう。

日本でサワーというと、炭酸入りの飲み物を想像しますが、そもそもサワーは炭酸のことではありません。英語で「サワー(sour)」は、「酸味がある、酸っぱい」という意味。つまり、シュワシュワした飲み物ではなく、飲めば口がきゅっとすぼまるような酸味のある飲み物がサワーなのです。そのため、ウイスキーサワーに炭酸水などが使われていないのは、理に適っています。

炭酸水やソーダを使わずに、氷を入れたシェイカーでしっかりシェイクして静かな泡を立ち上らせたウイスキーサワーは、キリッとしていて飲みやすいのが魅力。のどを鳴らしてグイグイ味わうサワーではなく、じっくり味わいたい一杯です。

ウイスキーサワーはどんなシーンに合う?

ウイスキーサワーはどんなシーンに合う?

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ウイスキーサワーはどんなシーンに合うの?

爽快な飲み口のウイスキーサワーは、食後にぴったりのカクテルです。食事をたのしんだあとに飲めば、ウイスキーとレモンの爽やかな味が広がって、口の中をさっぱりとリセットできます。

のどごしのよいウイスキーサワーは、食前や食中に飲むのもおすすめです。炭酸が入っていないので、お腹が膨らみにくく、食事をしっかりたのしめるでしょう。

また、暑さなどでほてった体をすっきりリフレッシュするために、ひんやりしたウイスキーサワーを味わうのもよいですね。

ウイスキーサワー以外の、爽やかなウイスキーカクテル

ウイスキーを使ったカクテルには、「マンハッタン」や「オールドファッション」などさまざまな種類があります。そのなかでも、ウイスキーサワーのように爽やかでのどごしのよいカクテルをいくつか紹介しましょう。

「スコッチコリンズ」は、スコッチにレモンジュース、ソーダ、砂糖(シロップ)を加えたカクテルです。ソーダをジンジャーエールに変えたものは、「ハイランドクーラー」といいます。また、ウイスキーのソーダ割りにミントと砂糖(シロップ)を加えた「ミントジュレップ」は、暑い季節にぴったりのカクテルとして人気です。

しかし、どのカクテルもウイスキーサワーとは違って、炭酸入りのソーダやジンジャーエールを使っているのが特徴です。

ウイスキーサワーの作り方を紹介!

ウイスキーサワーの作り方を紹介!

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ウイスキーサワーを作ってみよう!

実際にウイスキーサワーを作ってみましょう。用意するものと分量は以下のとおりです。

◇用意するもの
カクテルシェイカー、サワーグラス

◇材料
ウイスキー40ミリリットル
レモンジュース20ミリリットル
砂糖小さじ1
スライスレモン1枚
チェリー1個
氷(適量)

ウイスキー、レモンジュース、砂糖を氷の入ったシェイカーに入れ、長めにしっかりシェイクします。気泡がたくさん残っているうちに、サワーグラスに注ぎます。カクテルピンに刺したスライスレモンとチェリーをグラスに飾れば完成です。爽やかさをより引き立てるため、仕上げに生のレモンを搾るのもおすすめです。

ウイスキーに卵白を加えるとなめらかさがアップする!

ウイスキーサワーのレシピには、卵白を加えるものもあります。こちらは、19世紀後半のイギリスで生まれた「ブリティッシュスタイル」のレシピです。

まずは卵白をふんわりするまでしっかりと泡立てます。ウイスキー、レモンジュース、砂糖、卵白を、氷の入っていないシェイカーに入れ、しっかりシェイクしてグラスに注げば完成です。飲めば、卵白のやわらかい口当たりとまろやかな風味のあとに、ウイスキーとレモンの爽やかな味わいが続くのを感じられるでしょう。

このスタイルは、ウイスキーのアルコールをマイルドにして、ウイスキーサワーをより飲みやすくするため、今も世界中で愛されています。

「ウイスキーを炭酸で割ったお酒」と勘違いされがちなウイスキーサワーには、炭酸割りでは味わえない、クラシカルな魅力があります。いつもとは違う飲み方でウイスキーをたのしみたいときなどに、ぜひ試してみてください。

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