いまさら聞けない?!チューハイってどんなお酒?定義とおいしい飲み方を解説

いまさら聞けない?!チューハイってどんなお酒?定義とおいしい飲み方を解説
出典 : Jari Hindstroem/ Shutterstock.com

チューハイは、飲みやすさや種類の豊富さ、コスパのよさで多くの人に愛される低アルコール飲料ですが、あらためて聞かれると「どんな飲み物なのか定義があいまい」という人もいるのでは? 今回は、チューハイの定義や魅力を深掘りしつつ、チューハイがもっと好きになるおいしい飲み方を紹介していきます。

  • 更新日:

チューハイとは? サワーとの違いは?

チューハイとは? サワーとの違いは?

K321/ Shutterstock.com

チューハイってどんなお酒?

チューハイの語源は、「焼酎」と「ハイボール」を合わせた造語「焼酎ハイボール」の略。「酎ハイ」と表記されることもあります。

チューハイのお手本にされたハイボールは、もともとウイスキーをソーダで割って作るカクテルの一種ですが、「焼酎ハイボール」のように、ウイスキー以外のお酒で作ったものも“広義のハイボール”としてたのしまれています。

それと同じように、チューハイが誕生した当初は、甲類焼酎を炭酸で割ったものを指していましたが、次第にさまざまな割り方でたのしまれる飲み物へと変わっていきました。

現在は、甲類焼酎だけでなく、ジンやウォッカなど無色で香りのない蒸溜酒(スピリッツ)を、炭酸水やフレッシュジュースなどで割った飲み物のことも「チューハイ」と呼んでいます。

チューハイとサワーの違い

チューハイとサワーはほとんど同じ意味で使われていますが、もとをたどると違いがあることがわかります。

英語の「sour(酸っぱい)」を語源とするサワーとは、レモンやグレープフルーツといった酸味のある柑橘系飲料と、シロップなどの甘味成分をスピリッツに加えて炭酸で割ったカクテルのこと。本来、サワーには酸味が必要です。

また、ルーツも異なります。チューハイは昭和20年代に東京の墨田区や葛飾区周辺にある大衆酒場で生まれたといわれているのに対し、サワーは、昭和30年代に東京・中目黒にあったもつ焼き店「ばん」(現在は祐天寺で先代の弟が営業中)で生まれたといわれています。

このように多少の違いはあるものの、どちらも酒税法上の規定があるわけではなく、レシピ上も明確な決まりがあるわけではありません。そのため、お店によってはチューハイを「サワー」と呼んだり、サワーをチューハイとしてメニューに加えたりするケースもあるようです。


「チューハイ(酎ハイ)」ってどんなお酒? 改めて定義や歴史を知ろう【焼酎用語集】

チューハイが愛される理由

チューハイが愛される理由

K321/ Shutterstock.com

組み合わせは無限大! 度数も自在に調整できる

チューハイが愛される理由のひとつに、味の豊富さと自由度が挙げられます。甲類焼酎に代表されるスピリッツと割り材の組み合わせは自由自在。炭酸やフレッシュジュース、緑茶、ウーロン茶など好みのノンアルコール飲料を複数ミックスしたり、レモンやライムなどの果汁を加えたり、梅干しやフルーツ、ジャムなどを入れたりと、無限の組み合わせをたのしめます。

また、ベースとなるスピリッツの種類や割り材の量を変えることで、思いのままにアルコール度数を調整できます。お酒が好きな人はもちろん、お酒を飲み慣れていない人もたのしめるアルコール飲料といえるでしょう。

気軽に飲めてコスパがよい

チューハイの魅力は、なんといってもその手頃な価格。市販の缶チューハイの安さは、同じアルコール度数のアルコール飲料と比較しても群を抜きます。

その理由は、チューハイ商品に含まれる酒税にあります。チューハイは酒税法上、「リキュール」または「スピリッツ」に分類されますが、炭酸を含むアルコール度数10度未満のチューハイに限っては、「その他の発泡性酒類(ビール及び発泡酒以外の酒類のうちアルコール分10度未満で発泡性を有するもの)」として扱われます。

発泡酒、スピリッツ、リキュールの1キロリットルあたりの税率 を比べてみると、圧倒的に税率が低いことがわかります。

◇発泡酒(麦芽比率25〜50%未満):178,125円
◇発泡酒(麦芽比率25%未満):134,250円
◇スピリッツ(アルコール分21度未満):200,000円
◇甘味果実酒・リキュール(アルコール分13度未満):120,000円
◇その他発泡性酒類:80,000円
※2020年5月現在

チューハイの飲み方いろいろ

チューハイの飲み方いろいろ

Oleksandra Naumenko/ Shutterstock.com

料理とのペアリングにこだわるならこの飲み方

チューハイは、割り方次第で食中酒としてもたのしむことができます。おすすめは、緑茶ハイやウーロンハイ、そして焼酎をソーダで割ったいわゆる焼酎ハイボール。こってりした料理には、焼酎ハイボールにレモン果汁を加えたレモンチューハイがよく合います。味付けや食材によって相性のよいチューハイも変わってくるので、いろいろと試してみてください。

なお、甲類焼酎には、20度、25度、35度などアルコール度数の異なる商品を展開している銘柄も多数存在します。薄めが好きな人はアルコール度数20度を、濃いめがお好みならアルコール度数35度をチョイスするとよいでしょう。

チューハイをカクテル感覚でたのしむ

女性やお酒を飲み慣れていない人には、フレッシュジュースやカルピスなど、甘めの割り材を使ったレシピがおすすめです。コーヒー牛乳やフレーバーティーなどと合わせてもおいしくいただけます。

また、焼酎を炭酸で割り、フルーツの果肉やジャムを加えれば、SNS映えする焼酎チューハイが完成します。いちごやブルーベリー、キウイなど、季節や好みに合わせて試してみてはいかがでしょう。

チューハイは、飲み方のバリエーションが多い飲み物です。さまざまな割り材との組み合わせを、好みに合わせてたのしめるのも魅力のひとつ。また、チューハイのベースにはクセのない甲類焼酎を使うのが定番ですが、関西では麦焼酎など乙類焼酎で作ったチューハイを出す店も多く、その味わいにハマる人もたくさんいるそうです。一度、ためしてみてはいかがでしょう。

おすすめ情報

関連情報

焼酎の基礎知識