東京・銀座『銀座君嶋屋』&『ワインショップ・エノテカ GINZA SIX店』/酒屋併設バーを“はしご
リカ―ショップのテイスティングバーは、いわば酒屋の角打ち的存在。でも、ちょっとオシャレで、販売原価に近い価格で飲めるのも魅力です。ワインや日本酒を求めて試飲するのはもちろん、飲み会前に0次会的に利用することも! そんな使い勝手のよいテイスティングバーを東京・銀座で2軒はしごしてきました。
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予習した店のサイトには「スタンディングバーでは日本酒10種類以上をおたのしみいただけます。」と記されていたのですが、さてオーダーしようと黒板を見ると絶句! この日はざっと数えたところで、日本酒20、焼酎6、果実酒4、ワイン7、ビールとウイスキーなどで12――合わせて約50種類となります。
「さらに週末はスペシャルなものが。年末年始やゴールデンウイークあたりには、『十四代』などの超レアものも出る時があるんですよ」と、とても嬉しそうに長曽我部さん。このリーズナブルな有料試飲は、「気に入ったら、ぜひお買い上げいただきたい」というのが、おそらく店の本音でしょう。でも目をキラキラさせながら「次は何を飲んだらよい」と飲むことに没頭してアドバイスを求めてくるお客さんを、スタッフが熱烈歓迎している雰囲気が伝わってきます。
こちらが上の画像に収まらなかったワインリスト。
さて、システムを理解してリストも確認したので、最初の1杯。『君嶋屋』が直輸入しているピノ・ノワール100%、いわゆる“ブラン・ド・ノワール”のシャンパーニュ(1000円)をいただきました。黒ブドウ品種のみで醸したシャンパーニュですが、コクというよりキレのあるタイプで乾杯にぴったり。
サーブしてくれたのは、長曽我部さん。隣のテープを貼ったグラスは目盛替わりだそう。
高貴な泡で喉が落ち着いたら、フードをチェック。ちょっとつまむのに適したメニューが数種類。スタンディングらしいリーズナブルな価格が嬉しいですね。いちばん人気を尋ねたら、
「どのお酒にも合わせやすいので、『チーズのみそ漬け』です」
ということで、迷わずオーダーです。
種類は多くないけれど、味わいの網羅性が高いフードメニュー。
ほんのりと味噌の香り。ちょうどよいポーションで300円。
続いては、やっぱり日本酒でしょう。20種類から何を選べばよいか迷ったのですが、長曽我部さんのおすすめで、『君嶋屋情熱シリーズ飲み比べ』に。岩手と神奈川、三重の地酒を3種合わせて650円で飲めてしまうというコスパのよさに感激です。
テイスティンググラスで3種。
グラスごとに丁寧な説明付き。