甘いウイスキーにハマってみよう!

甘いウイスキーにハマってみよう!
出典 : OKMG/ Shutterstock.com

ウイスキーのなかには「甘い」と表現される銘柄も多く、女性やウイスキー初心者でも飲みやすいと人気を集めています。これらウイスキーの甘味は、どこから生まれてくるのでしょうか? 「甘い」と表現されるウイスキーの代表銘柄や、甘さを加えたフレーバードウイスキーなども含めて紹介します。

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「甘いウイスキー」の甘さを生み出す要因は?

「甘いウイスキー」の甘さを生み出す要因は?

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糖分を含まないウイスキーが甘く感じられる理由は?

ウイスキーの銘柄には、バニラやカラメル、チョコレートのような甘さが感じられるものが少なくありません。「甘い」と言えばまず連想するのが「糖分」ですが、ウイスキーをはじめ、焼酎やブランデーなどの蒸溜酒はすべて糖質ゼロ。では、なぜ甘く感じるのかというと、「味」ではなく「香り」の役割が大きいようです。
バーボンウイスキーの主原料であるトウモロコシや、熟成に使われる焦がしたオーク樽など、原料や樽に含まれる甘い風味が、ウイスキーを彩り、「甘さ」という個性をもたらすのでしょう。

甘味を感じさせる秘密はエタノールの刺激

ウイスキーの甘味について、もう少し科学的な分析を加えてみましょう。ウイスキーに甘味を感じるのは、アルコールの一種である「エタノール」が口のなかの粘膜を刺激するためという説があります。
その刺激を、脳が心地よいものとして認識することで「甘い」と感じ、そこにバニラやカラメル、チョコレートなど、甘さを連想させる香りが加わると、ことさら「甘い」と感じるのだとか。
反対に、アルコールの刺激を心地よいと感じない人は、同じ刺激であっても「辛い」と感じるそうです。

甘いウイスキー、女性にも人気のおすすめ銘柄とは?

甘いウイスキー、女性にも人気のおすすめ銘柄とは?

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甘いウイスキーの代表格はバーボンウイスキー

「甘いウイスキー」として紹介されるウイスキーの代表格がバーボンウイスキー。なかでも「メーカーズマーク」や「エズラ ブルックス」は、甘さが特徴的な銘柄として知られています。
バーボンウイスキーの主原料は、大麦よりも糖分が豊富なトウモロコシ。もちろん、糖分は蒸溜によって失われますが、トウモロコシならではの甘い香りがウイスキーにも残って、甘さを感じされるのでしょう。
また、バーボンウイスキーのもうひとつの特徴が、中身を焦がした新品のオーク樽で2年以上熟成させること。オーク樽のバニラのような香りもまた、バーボンウイスキーの甘さを生み出す要因と言えるでしょう。

ウイスキーを熟成する樽によって異なる「甘さ」が漂う

甘いウイスキーには、原料の風味でなく、熟成される樽の風味が醸し出すものも多いですが、その甘さは樽の種類によって異なります。
バーボン以外のウイスキーでも、バーボンウイスキーの熟成に使われた「バーボン樽」で熟成すると、本家バーボンと同様、バニラやカラメルを思わせる風味が特徴になります。
これに対し、スペインなどで造られる酒精強化ワイン、シェリー酒に使われた「シェリー樽」で熟成したウイスキーは、果実のような甘い香りが漂います。
さらに、日本独自の「ミズナラ樽」で熟成したウイスキーは、独特の樹木やハチミツの香りがたのしめます。

甘いウイスキー「ハニーウイスキー」は、ハチミツの風味が冴える

甘いウイスキー「ハニーウイスキー」は、ハチミツの風味が冴える

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ハニーウイスキーは甘味を加えたフレーバードウイスキーの一種

蒸溜酒であるウイスキーには、基本的に糖質は含まれていませんが、ハチミツや果実などの甘いフレーバーを加えたウイスキーもあります。「フレーバードウイスキー」と呼ばれるもので、日本ではリキュールとして販売されています。いくつか、代表的な銘柄を紹介しましょう。

【ジャックダニエル テネシーハニー】

テネシーウイスキーの代表格「ジャックダニエル」に、ハチミツの風味を加えています。メープルシロップのような甘さと、香ばしいナッツの香りがたのしめ、芳醇なハチミツの余韻を堪能できます。

輸入販売元:アサヒビール株式会社
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【ワイルドターキー アメリカンハニー】

バーボンの老舗、オースティン・ニコルズ社が造る「ワイルドターキー」は日本でも知名度の高い銘柄です。ハチミツを加えた「ワイルドターキー アメリカンハニー」は、スイーツのようなフレーバーが特徴です。

輸入販売元:株式会社明治屋
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【ジムビーム ハニー】

コーン由来の香ばしさと甘さを引き出したバーボン「ジムビーム」にハチミツを加えたリキュール。控えめな甘さと軽やかな香りが特徴です。

輸入販売元:サントリー社
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甘いウイスキー「ミントジュレップ」は、アメリカを代表する競馬場のカクテル

甘いウイスキー「ミントジュレップ」は、アメリカを代表する競馬場のカクテル

Brent Hofacker/ Shutterstock.com

「ミントジュレップ」はケンタッキーダービー公式ドリンク

甘いウイスキーの代表格、バーボンウイスキーの本場・ケンタッキー州では、バーボンをベースとした甘いカクテル「ミントジュレップ」がたのしめます。
ケンタッキーは競馬人気が高く、ミントジュレップも、もともとは競馬のお供として親しまれ、1939年にはケンタッキーダービーの公式ドリンクとなっています。

ミントジュレップの作り方はとてもカンタン!

ミントジュレップは、バーボンウイスキーとミントの葉、砂糖、氷で作るカクテル。その作り方はじつに簡単です。
まずは砂糖と水を煮詰めてシロップを作り、そこにミントを浸して冷蔵庫で一晩おきます。それをバーボンウイスキーとクラッシュアイスを詰めたグラスに注ぎ、よくかき混ぜ、最後にミントの葉を飾れば完成。さまざまなアレンジが可能で、作り手の表情が見えるカクテルです。

「甘いウイスキー」は、女性やウイスキー初心者にとっては、ありがたい選択です。甘いウイスキーがウイスキーへの扉を開き、多くのウイスキーファンを増やしてくれるかもしれませんね。

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