ニューワールドワインの代表格!チリワインの人気のヒミツや、おすすめの銘柄を紹介

ニューワールドワインの代表格!チリワインの人気のヒミツや、おすすめの銘柄を紹介
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チリワインは、ワインの生産国として比較的歴史の新しい「ニューワールド(新世界)ワイン」の代表格。確かな品質と手ごろな価格で人気を集め、日本の食卓でも定番になっています。チリワインの人気のヒミツや、おすすめの銘柄を紹介しましょう。

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チリワインの銘柄選びがたのしくなる基本知識

チリワインの銘柄選びがたのしくなる基本知識

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チリワインは、南米の自然豊かな国、チリで育まれた果実味あふれる味わいと、和食にも合うほどよい渋味が魅力。コストパフォーマンスの高さでも人気を集めていて、日本におけるチリワインの輸入量は、2015年に首位常連のフランスワインを上回って以来、2018年まで4年連続トップの座を守っています。

チリワインのおいしさの理由は、原料となるブドウの栽培に適した環境にあります。南北に細長いチリの国土のなかでも、おもな産地は中央部。気候は日照時間が長く温暖で、乾燥しているうえ、昼夜の寒暖差が大きく、ブドウの栽培には絶好の環境です。

こうした恵まれた環境のもと、チリでは赤ワイン用のメルローや白ワイン用のシャルドネなど、幅広い品種が栽培されています。なかでも名高いのが赤ワイン用のカベルネ・ソーヴィニヨン。「チリカベ」と呼ばれて、世界的な評価を得ています。

チリワインの銘柄選びの前に歴史にふれよう

チリワインの銘柄選びの前に歴史にふれよう

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チリワインの歴史が幕を開けたのは、16世紀半ばのこと。スペイン人によってブドウの栽培がスタートしたことに始まります。

その醸造技術が飛躍的に発展したのは、19世紀後半以降のこと。当時、ヨーロッパのワイン産地では、害虫フィロキセラによる被害により甚大な被害を受け、いくつものワイン醸造家が失業しました。その多くが新天地を求めてチリに渡ったため、ヨーロッパの高い醸造技術が、チリに伝えられることになったのです。

現在もチリには、ヨーロッパの生産者が数多く進出。また、チリの生産者も積極的にヨーロッパの栽培や醸造の技術を取り入れていて、チリワインは品質、生産規模ともに年々、大きな進化を遂げています。

チリワインのおすすめ銘柄4選

チリワインのおすすめ銘柄4選

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チリワインの代表的なワイナリーと、その定番銘柄を紹介しましょう。チリワイン選びの参考にしてください。

【ヴィーニャ・エラスリス】

チリの名門ワイナリーであり、“カベルネの聖地”と称される産地アコンカグア・ヴァレーに自社畑を所有。そのカベルネ・ソーヴィニヨンは、2004年に世界中の最高級ワインを集めたテイスティング会で、欧州勢をおさえて1位に選ばれています。定番の「エステート」、中間価格帯の「アルト」といったシリーズをそろえています。

【コンチャ・イ・トロ】

19世紀半ばに創業した老舗で、9,000ヘクタールもの広大なブドウ畑を自社保有するチリ最大級のワイナリー。品種ごとに適した土壌を選び、良質なブドウを育てる「マッピングシステム」で知られています。定番の「サンライズ」をはじめ、「フロンテラ」「ドン・メルチョー」など、ラインナップが豊富です。

【コノスル】

自転車が描かれたラベルでおなじみのワイナリー。スクリューキャップの採用をはじめ、有機栽培の導入や新たなブドウ畑の開拓など、革新的な取り組みで良心的な価格を実現。スタンダードな「ヴァラエタル」から最上位クラスの「20バレル」「オシオ」まで、多彩な銘柄をそろえています。

【ルイス・フェリペ・エドワーズ(LFE)】

品質へのこだわりから家族によるワイン造りを貫く、チリ最大級の家族経営ワイナリー。輸出量も大手資本に属する上位3社と競り合っての4位と、トップクラスです。6つあるクラスのうち、とくに「エントリー」「レゼルバ」「グランレゼルバ」のソーヴィニヨンブランは、コスパの高さもあって人気です。

チリワインはリーズナブルなだけに、「プレミアムワイン」と呼ばれる最上位クラスのものでも、比較的手が届きやすい価格。紹介したワイナリーの銘柄はいずれも身近なショップで販売されているので、一度味わってみてはいかがでしょう。

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