ワインとはちみつの組み合わせの妙にふれよう!

ワインにはちみつという組み合わせは、ヨーロッパの伝統的なドリンク「ホットワイン」でも知られているとおり好相性。ワインのなかには、はちみつの香りがするものもあります。ここでは、そんなワインとはちみつの甘い関係を紹介しましょう。
- 更新日:
ワインにはちみつの香りがする理由

Brent Hofacker/ Shutterstock.com
「はちみつの香りをもつワイン」といえば、白ワインが思い浮かびます。白ワインの香りは、よく白い花やフルーツの香りにたとえられますが、はちみつの香りも白ワインの特徴を示すひとつです。
なぜ、白ワインにはちみつの香りがするのでしょうか? それは、原料となるブドウの品種には、はちみつによく似た香りをもつものがあるからです。
はちみつの香りがする品種の一例としては、白ワイン用ブドウの代表格であるシャルドネ種の熟したものや、ドイツの高級ワインに使われるリースリング種などがあげられます。
また、独特の方法で栽培される「貴腐ブドウ」を原料にした「貴腐ワイン」のなかにも、はちみつのような香りと甘味をもつものが数多くあります。
香りはワインの大きな魅力のひとつですが、万人に好まれるはちみつの甘い香りは、ワイン初心者でもわかりやすいはず。ワイン選びのポイントにしてはいかがでしょう。
ワインとはちみつを合わせてホットワインを作ろう

VasiliyBudarin/ Shutterstock.com
ワインとはちみつを合わせるドリンクといえば、冬の定番ドリンク「ホットワイン」。
ドイツでは「グリューワイン」、イギリスは「モルドワイン」、フランスでは「ヴァンショー」など、ヨーロッパを中心にさまざまな呼び名で親しまれているホットカクテルです。
世界各国で愛飲されているだけに、ホットワインのレシピはさまざまありますが、一般的には、ベースとなるワインに柑橘類やスパイス、甘味を加えます。
甘味としてよく使われるのが、はちみつ。風味やまろやかさがアップします。
スパイスにはシナモンやクローブ(丁子)のほか、日本ではショウガのおろし汁もよく使われますが、カレーの材料としてもおなじみのカルダモンを加えるのもおすすめ。高い香りと辛味、苦味が、ホットワインの味わいに深みを与えます。
そこで、はちみつとカルダモンを使った、風味豊かなホットワインを紹介しましょう。
作り方は、鍋にオレンジ1/2個分のしぼり果汁と赤ワイン150ミリリットル、はちみつ大さじ1、カルダモン1個、シナモンスティック1本を入れて弱火で温めます。煮立つ前に火からおろして、カップに注ぎ、仕上げに小さくカットしたオレンジのスライスを加えればできあがりです。
ワイン+はちみつのカクテルをたのしもう

Brennan Stevens/ Shutterstock.com
ワインとはちみつの組み合わせをたのしめる、口当たりのよいカクテルを紹介します。
【ロゼ・パンプルムース】
ベースのロゼワインにグレープフルーツ果汁を加えた、色鮮やかでオシャレなカクテル。アルコール度数が下がるため、お酒が苦手な女性にもオススメです。
作り方は、グラスにグレープフルーツジュースとはちみつ適量を入れて、ジュースと同じ分量のロゼワインを注ぎます。
【ワインクーラー+はちみつ】
ワインカクテルの代表格「ワインクーラー」は、好みで自在にアレンジがきくカクテル。はちみつを加える場合、ベースは香りがよく似た白ワインがおすすめです。
作り方は、氷を入れたグラスに、9対3の割合の白ワインとオレンジジュース、オレンジキュラソー、グレナデンシロップを各小さじ2、はちみつ適量を加えて、軽くかき混ぜます。半月型にスライスしたオレンジを飾ってできあがり!
ワインとはちみつを合わせる際、気をつけたいのが、はちみつの分量です。加え過ぎると、かえってワインの香りを損なうこともあるので、調整しながら好みの適量を見つけてください。
