国内外からの注目が高まる「北海道産ワイン」 独自性にあふれ、個性輝くワイナリーの魅力に迫る <前編>
食の王国・北海道で、ここ数年新たな名産品として注目を集めているのが“北海道産ワイン”。 かつては「寒すぎてブドウが育たない」ともいわれましたが、栽培方法を研究し、醸造技術の進歩のもと高品質なワインが生まれるようになりました。今では日本を代表する一大ワイン産地となった北海道のワイナリーを、2回の連載に渡ってご紹介します。
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父の代から息子たち世代へ
ワインやグッズの販売を行うギャラリーでは、ティスティングも可能。
社長に就任した2012年当時に比べると、北海道産ワインの認知度が全国的に高まっているのを感じるという三澤社長。
千歳ワイナリーは空港から近いという立地もあって、地元の方だけでなく、北海道外、あるいは海外の観光客が直売所を訪れるほか、ティスティング付きの見学ツアーに参加される方も増えているそうです。
「父と木村さんが築いてくれた千歳ワイナリーと木村農園の関係は、今、私と、木村さんの息子の幸司さんの代にバトンタッチされました。今後は二人で、さまざまなことにチャレンジしていきたいと話しています」。
父たちが切り開いた道を受け継いで歩く二人が、どのような展開をみせてくれるのか、今後がたのしみです。
北海道中央葡萄酒・千歳ワイナリー
北海道千歳市高台1丁目7番地
TEL 0123-27-2470
http://www.chitose-winery.jp/
後編では、さらに3軒のワイナリーについてご紹介します。
https://tanoshiiosake.jp/4703
ライタープロフィール
阿部ちあき
全日本ソムリエ連盟認定 ワインコーディネーター