「ホワイトホース」はブレンデッドスコッチを代表する逸品

「ホワイトホース」はブレンデッドスコッチを代表する逸品
出典 : キリンビール

ホワイトホースは、日本でも古くから愛されているブレンデッドスコッチの代表銘柄です。近年、スコッチといえば「シングルモルト」が人気ですが、ホワイトホースに代表される、ブレンデッドウイスキーの魅力を改めて紹介します。

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「ホワイトホース」を生んだブレンデッドスコッチとは?

「ホワイトホース」を生んだブレンデッドスコッチとは?

donfiore / Shutterstock.com

ホワイトホースに代表される「ブレンデッドスコッチ」とは、スコッチウイスキーのなかでも、大麦麦芽(モルト)だけを原料とした「モルトウイスキー」と、複数種の穀物を原料とした「グレーンウイスキー」をブレンドした「ブレンデッドウイスキー」のこと。

近年、ウイスキー好きの間では、単一の蒸溜所で造られたモルトウイスキーのみを瓶詰めする「シングルモルトウイスキー」が好まれているようです。シングルモルトウイスキーは、蒸溜所ごとの個性が際立つことから、それぞれ独自の味わいがたのしめる魅力がありますが、ウイスキーを飲み慣れていない人にとっては、ややハードルが高い面もあります。

その点、ブレンデッドウイスキーは、モルトウイスキーにくらべてクセが少なくグレーンウイスキーを混ぜ合わせることで、ウイスキー初心者にも飲みやすい、万人受けする味わいを生み出しています。

スコッチウイスキーは、アイリッシュ、アメリカン、カナディアン、ジャパニーズと合わせた“世界5大ウイスキー”のなかでも最大の流通量を誇っています。
もともとはスコットランドの地酒であったスコッチウイスキーを、“ウイスキーの代名詞”と呼ばれるまでに広める原動力となったのが、誰もが飲みやすいブレンデッドスコッチでした。

日本でも、戦後の高度成長期にウイスキーが人気を博しましたが、その中心的な役割を担ったのは、やはりブレンデッドスコッチでした。近年はシングルモルトの人気が高まっていますが、それでも、じつはスコッチウイスキーの流通量の約8割までを、ブレンデッドウイスキーが占めています。

「ホワイトホース」を生んだ創業者の想いに迫る

「ホワイトホース」を生んだ創業者の想いに迫る

出典:キリンビール

ホワイトホースは、「ジョニーウォーカー」「デュワーズ」「ブキャナンズ(現在はブラック&ホワイト)」「ヘイグ」とともに、世界にスコッチウイスキーを広めた“ビッグ5”のひとつといわれています。
数あるブレンデッドスコッチのなかでも、その代表格として世界的な知名度を誇るだけあって、ホワイトホースの歴史は奥深いものがあります。

ホワイトホースが誕生したのは、今から約130年前の1890年のこと。その生みの親であるピーター・マッキー氏は「ラガヴーリン蒸溜所」のオーナーであった叔父の元でウイスキー造りを学びました。

ラガヴーリンといえば、スコッチの聖地とされるアイラ島の蒸溜所のなかでも、1816年創業の歴史をもつ名門。その独特の味わいは世界中に愛好家が多く、「アイラモルトのナンバーワン」に挙げる人も多い人気銘柄です。

ホワイトホースは、この歴史ある蒸溜所で学んだ技術をもとに、多様な原酒をブレンドすることで、スモーキーさとなめらかさをあわせもつ、絶妙な味わいを実現しています。

「ホワイトホース」というブランド名は、スコットランドのエジンバラにあった「ホワイトホースセラー」という旅籠の名前に由来しています。1742年に創業したこの旅籠は、ロンドンへと向かう駅馬車の出発の場所でもあり、乗客たちは宿泊時に提供されたウイスキーを、新天地への夢と希望を込めて乾杯したといわれています。
創業者マッキー氏が、この歴史ある旅籠の名をブランドに冠したのは、ホワイトホースを飲む人々に、当時の乗客たちの抱いていた輝かしい気持ちを感じて欲しいという願いからではないでしょうか。

「ホワイトホース」のボトルに秘められた歴史

「ホワイトホース」のボトルに秘められた歴史

出典:キリンビール

ホワイトホースのラベルは、1890年の発売当初から、約130年を経た現在までに、何度かその姿を変えています。

ラベルにある黒字に白馬を描いたマークは、銘柄の由来である旅籠「ホワイトホースセラー」の看板のマークをもとにしたもの。かつては白馬のストラップがついていましたが、現在ではボトル肩に浮き彫りにされています。

ボトルだけでなく、キャップもまたホワイトホースの歴史を彩っています。じつは、1920年に、世界に先駆けて金属製のスクリューキャップを採用したのがホワイトホースでした。
それまでのコルク栓にくらべて開けやすく、いったん開封した後の保存性も高いスクリューキャップは、ホワイトホースの売上拡大に大きく貢献したそうです。

「ホワイトホース」のラインナップとおいしいたのしみ方

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