山梨に行って飲んでみたい! おすすめの日本酒(地酒)【甲信越編】

山梨に行って飲んでみたい! おすすめの日本酒(地酒)【甲信越編】
出典 : srinil_photo / Shutterstock.com

山梨県はフルーツの名産地、ワインの銘醸地として有名ですが、ミネラルウォーターの出荷量や日照時間も日本一。おいしい水と澄んだ空気、良質な米ができる日照時間と冬の寒さなど、日本酒造りの条件が揃った山梨県では、軽やかで繊細な酒が生まれています。

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「七賢」の蔵元、山梨銘醸は、江戸時代中期の寛延3年(1750年)創業の老舗蔵。260年以上もの長きにわたって日本酒を造り続け、明治天皇御巡幸の際に「行在所(あんざいしょ)」となった由緒ある蔵です。
その主力銘柄「七賢」は、名水の地として知られ、現在は大手ウイスキーメーカーの蒸溜所もある白州の地で育まれた日本酒。甲斐駒ヶ岳の伏流水を活かして、地元産の酒造好適米を醸した、地産地消の酒造りから生まれた逸品です。

製造元:山梨銘醸株式会社
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ワイン王国発の革新的な旨酒【旦(だん)】

笹一酒造は、寛文元年(1661年)に桂川流域の大月の地で創業した300余年の歴史をもつ老舗。当初の屋号は「花田屋」でしたが、古来、清酒は「笹」と呼ばれていたことから、「酒の一番」をめざして大正8年(1919年)に現在の屋号で再創業しました。
この老舗蔵が、日本一の酒をめざして立ち上げた新銘柄が、「日」と「一」を組み合わせた名を冠した「旦(だん)」です。能登杜氏の伝統を汲む伊藤正和杜氏を中心に、若い蔵人たちが研究を重ね、きれいなだけでなく、しっかりと米の旨味も引き出した吟醸酒。「ワイン王国から出た革新的な旨酒」として、日本酒業界のみならず、世界的なワイン評論家のロバート・パーカーJr.氏も評価する、注目の一本です。

製造元:笹一酒造株式会社
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歌人・与謝野晶子ゆかりの酒【春鶯囀(しゅんのうてん)】

寛政2年(1790年)創業という歴史ある酒蔵、萬屋(よろずや)醸造店は、創業以来の「一力政宗(いちりきまさむね)」という銘柄で知られていました。昭和初期、歌人・与謝野晶子が甲斐路を訪れ、蔵に宿泊した際に詠んだ歌「法隆寺などゆく如し 甲斐路の御酒 春鶯囀のかもさるゝ蔵」に感銘を受けた6代目当主が、銘柄を「春鶯囀」に改名したのだとか。晶子直筆の文字をラベルに使用していたその酒は、風流な名にふさわしい、すっきりした味わいで人気を集めています。

製造元:株式会社萬屋醸造店
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小さな蔵の若き杜氏の挑戦【青煌(せいこう)】

慶応元年(1865年)に八ヶ岳高原にある北杜市高根町で創業した武の井酒造は、年間80石という、日本でもっとも生産石高の少ない小さな蔵といわれています。名水百選にも選ばれている「三分一湧水」の湧き出る八ヶ岳山麓の伏流水を用いて、ていねいな手造りで主力銘柄「武の井」を醸してきた蔵が、2007年に出した新銘柄が「青煌」です。若き醸造家・清水紘一郎杜氏が、仕込みの作業をほぼ一人でこなし、花酵母「つるばら酵母」を使用して醸し出す、まさに“こだわりの酒”に地酒ファンの注目が集まっています。

製造元:武の井酒造株式会社
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たった一人での酒造り【養老(ようろう)】

養老酒造は山梨市内で唯一の酒蔵です。笛吹川の伏流水を仕込み水に、杜氏である主人がただ一人で、昔ながらの技法を用いて、すべて手作業による酒造りに挑んでいます。
「養老」ブランドのなかでも人気は原酒の「養老 櫂(かい)」。搾ったそのまま、アルコール度数が20を超える力強いのどごしに、甘くてまろやかな口当たり。甘さと強さの不思議なギャップがクセになるというファンも多いようです。

製造元:養老酒造株式会社
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