<J-CRAFT SAKE蔵元探訪その②>福岡県八女市・喜多屋 世界が認めた『チャンピオン・サケ』

4月23日に9銘柄を発表、順次飲食店でたのしめることになった “生酒(なまざけ)”ブランド『J-CRAFT SAKE』。日本全国に点在し、非加熱・無濾過という難易度の高い清酒造りに取り組む蔵元を訪ねる連載の第2弾は、2013年ロンドンで日本酒世界一のお墨付きを獲得した福岡県の『喜多屋(きたや)』です。
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泡とともに立ち昇るのは、醪の高貴な香り。
原料米は地元・八女市で委託生産をしている「吟のさと」100%で、酵母は岩野先生から譲り受けたものを自社培養したもの。芳醇で透明感のある味わいに、ぴちぴちとしたフレッシュさが感じられる仕上りを目指しているそうです。
数々の福岡の食材と合わせられるように造られていますが、木下さんおすすめなのがイカの刺身と牡蠣。「福岡では新鮮なイカはもちろん、唐泊産などをはじめ美味しい牡蠣がたくさん獲れます。優しくて軽やかな酒は、魚介との相性が抜群。まず生牡蠣、続いて焼き、蒸しと合わせて味わっていただきたいですね」。
『天色めじろ』
■純米吟醸 無濾過生原酒
■使用米/吟のさと
■精米歩合/59%
■アルコール度数/16度以上17度未満

「『天色めじろ』がどんな風に育ってくれるかたのしみです」。
ライタープロフィール
とがみ淳志
