ビールを楽しんでもらうための提案を!「ビアアドバイザー」という資格

ビールの製造やスタイル、味わいを知ったらビールと料理との相性も知りたくなります。レストランなど飲食業に携る人はお客様に的確なアドバイスができたら、さらに喜ばれます。ビアアドバイザーはビールのコーディネートやアドバイスができるようになる資格です。
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ビアアドバイザーとはどんなものか?

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そのとき飲みたいビールを見つけて、どのように飲むとよりおいしいのか、コーディネートやアドバイスができる資格がビアアドバイザーです。ビアアドバイザーは、ビア&スピリッツアドバイザー協会(BSA)」が主催している資格です。この資格を得ることで、ビールと料理の組み合わせを提案したり、よりおいしく飲んでもらえるような酒器を的確にチョイスしたりすることができるようになります。
ビアアドバイザーで身につけることができるのは、ビールのテイスティング力、ビールを取り巻く基礎知識、ビールのサービス力。これらの力がつくようにカリキュラムが組まれています。
資格認定には、3カ月で添削問題を3回提出する試験のない通信コースと、DVDと教材で学習した後、認定試験を受験するコースのふたつがあります。受験コースは、一次は食品・酒類全般の基礎知識を問う筆記試験、二次はビールに関する基礎知識と専門知識を問う筆記試験、三次はテイスティング試験、四次はビールのサービス、プロモーションに関する設問となります。
ビア&スピリッツアドバイザー協会(BSA)
ビアアドバイザーになるための過去問題

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通信コースでも認定試験を受験するコースでもしっかり学んで臨みたいですね。過去にどんな問題が出題されたのか、チェックしてみてください。受験コースの二次試験の問題です。
問1
ビールの色調は主に何により分類されるか。
A・ホップの種類
B・麦芽の焙燥
C・発祥国の製法
D・麦芽の種類
問2
麦汁の一般的な煮沸時間はどれくらいか。
A・1〜2時間
B・5〜8時間
C・18〜24時間
D・40〜48時間
問3
次のうちオランダのトラピストビールはどれか。
A・シメイ
B・エンゲルスツェル
C・ウエストフレテレン
D・ラ・トラップ
<解答>問1=B・麦芽の焙燥、問2=A・1〜2時間、問3=D・ラ・トラップ
ビールをただ飲むだけでなく、そのときにふさわしいビールをセレクトしたり料理とのマリア―ジュを考えたりできるなんて、素敵ですよね。興味のある人は、ぜひ挑戦してみてください。

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